センター研究会

平成25年6月28日(金)、センター講演会の講師としてサンディエゴ大学からお招きしましたスーザン・インストン先生、シンシア・コネリー先生を講師に、センター研究会を開催しました。センター教員の他、学内の大学院生など計10名の参加がありました。今年の研究会のテーマは、昨年同様「IOM Report:The Future of Nursing」とし、IOM Reportの内容、およびその背景である米国の医療や看護の現状について、より深く理解することを目的に、企画しました。研究会では、昨年のプレゼンテーション内容を確認した後、討議を行いました。討議では、国民の医療ニーズに応えるために看護職のリーダーシップの発揮や役割拡大が求められている一方で、様々な障壁によって役割拡大が進まない現状が共有され、そのような状況の中で、看護職がどのように取り組んでいく必要があるのかについて、教育・実践・研究それぞれの観点から活発な意見交換がなされました。その中で、インストン先生が“We can’t be silent. We have to speak.”とおっしゃっていたのが印象的であり、看護職は自身の行っている実践活動とその意義について、もっと社会へ発信していく必要があることを再確認しました。研究会を通して、当センターが現在取り組んでいるプロジェクトの意義を改めて確認するとともに、参加者それぞれの関心に応じて貴重な学びを得ることができました。

  • スーザン・インストン先生スーザン・インストン先生
  • (左)シンシア・コネリー先生(左)シンシア・コネリー先生
  • 研究会の様子研究会の様子

平成24年6月29日(金)、サンディエゴ大学からコニー・カラン先生、アン・メーヨー先生を講師にお迎えしセンター研究会を開催しました。コニー先生よりコミュニティの中で看護研究をすすめることについてや、国際研究についてご講義いただきました。また、メーヨー先生からは2010年に出版されたIOMレポート:Future of Nursingに基づき、質の高い、患者中心のケアのためには、看護師の教育レベルの向上、看護を実践するうえでの現場での障壁をなくすこと、看護のリーダーシップの必要性などについてお話いただきました。本研究会を通して、質の高い看護職を要請することの重要性、またそれを達成するためのFDの重要性を再確認いたしました。

  • 講義 Research in the Community講義 Research in the Community
  • (左)コニー・カラン先生(左)コニー・カラン先生
  • 講義  Future of Nursing講義 Future of Nursing
  • アン・メーヨー先生アン・メーヨー先生