千葉大学大学院看護学研究科 専門看護師育成・強化プログラム

HOME >> 履修プログラム - 専門看護師教育課程 - 老人看護専門看護師

HOME

履修プログラム

老人看護専門看護師

千葉大学大学院看護学研究科では老人看護専門看護師課程が2000年より認定されています。本教育課程を修了した大学院生は7名で、そのうち1名が既に老人看護のCNSとして活躍しています。2006年度に受講した3名の学生さんからの生の声を以下に紹介します。

高齢社会となっている現在、老人看護CNSは全国に10名おり、それぞれ急性期病院、老人病院等で活躍されています。その老人看護CNSの認定教育機関は千葉大学大学院を含め12校あり、各教育機関でカリキュラムは様々だと思います。その大半がおそらくCNSコースとして存在していると思いますが、我が千葉大学大学院では、あえてその区分がなされていません。少し大変かもしれませんが、CNSを目指し看護実践を高めつつ、本格的に研究にも取り組むことができます。CNSになるための実習では、すばらしい高齢者ケア専門家である指導者の方から指導を受けられ、『目からウロコ』を感じるようなすばらしい学び、大変貴重な学びを得ることができます。(H18修了 菅谷綾子)

千葉大学大学院で行なわれる老人看護CNS課程の大きな特徴の一つは、病院や施設、そして在宅看護それぞれの実習が年間を通したプログラムに無理なく、しかし豊富に組み込まれているという点です。関東では数少ない老人看護CNSや、エキスパートナースが働く場所でともに実践しながら、直接指導を受けたり、またディスカッションを通してエキスパートナースの実践知である知識や技術を幅広く吸収することができたことは大変貴重な学びであったと思います。また、老年期にある人々は、長い人生経験を経た大先輩であり、人生観や価値観など学ぶべきことが多くありますが、そうした方々と寄り添い、時に向き合っていくために必要な人としての姿勢や心構えもまた、このCNS課程を通して深められたと考えます。(18修了 森野愛)

CNS課程での学習は高齢者の入所施設、通所施設、病院や訪問看護ステーション等での実習が中心でした。実習期間は施設によって、数日間からのべ1ヶ月というものまでありました。私は社会人学生だったため、病棟勤務と調整しながら、同一施設を数回に分けて実習することもありました。実習内容はエキスパートナースの卓越した技に直に触れ、自己の学びや実践をディスカッションするものと、もう1つは、いわゆる一般的なケア環境の施設においてCNSとしてどんな実践をするかを、現場の実状をふまえ文献や臨床経験をもとに考え試行し、その反応を評価しながら現場とディスカッションするものでした。文献から得た情報を現場で使える形にして展開し、改めて自己の実践の意味を振り返り、他者に評価されるという点でも学びは大変深かったと思います。(H18修了 高橋香代子)


このページのトップへ

Copyright(C) 2007-2009 Graduate School of Nursing, Chiba University. All Rights Reserved.