千葉大学大学院看護学研究科 専門看護師育成・強化プログラム

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履修プログラム

小児看護専門看護師

小児看護学教育研究分野は、2005年3月に専門看護師教育課程(小児看護)の認定を受けました。
本研究科は、CNSコースをもたない教育課程です。CNS希望の研究科生の小児看護にかんする修得単位は通常の研究科生と変わりませんが、課題レポートや演習が多く、加えて、6単位(270時間以上)のCNS実習が課されています。CNS実習では、常に倫理的な視点をもち、相談・調整・教育などの役割を担うことが求められます。現在は1年次の1〜3月に実習を行うため、修士論文研究の計画書作成時期と重なり、かなりハードなスケジュールになります。それでも、2008年11月までに課程認定後5人がCNSのカリキュラムを終えて修了しています。また、小児看護のCNSとして松岡真里氏(名古屋大学大学院医学系研究科 看護学専攻 博士後期課程在籍中)、市原真穂氏(千葉県千葉リハビリテーションセンター)、水野芳子氏(千葉県循環器病センター)が認定され、活動しています。

千葉大学の専門看護師教育課程は、研究と実践の両方の能力が高められるという利点があります。本教育課程では、それぞれの学生の専門領域を深める学習だけでなく、小児看護にかかわる現象について幅広い視点がもてるよう、様々な研修や演習を取り入れています。2007年から「専門看護師育成・強化プログラム」が開始され、博士前期課程の科目にフィジカルアセスメントが加わり、教育内容の充実が図られています。
 専門看護師は、優れた看護実践能力が備わっているだけでなく、看護師同士あるいは他の専門職者との間で良好な人間関係を築きながら、問題を解決していく能力も必要です。CNSとして活動していくときには、年齢や経験年数、そして本人の特性や施設の状況も活動に影響を与えます。

対象の理解を深め、倫理的視点をもち看護実践能力を磨くという丁寧な看護実践の上に、相談、調整、教育、研究の能力を積み重ねていく学習は、ハードですがやりがいも大きいと思います。小児の健康問題が複雑な背景をもつ現代のなかで、CNSが小児看護の質向上に寄与することを祈念しつつ教育に取り組んでいます。

丁寧な看護実践を積んできた意欲ある方々の入学をお待ちしています。


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