地域看護システム管理学領域

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私たちは、ケア管理者が自施設の地域における役割・機能を検討し、地域ケアのシステム化により貢献できるように管理し、他機関の看護職者や多職者と連携して、各地域の状況に即したケアのシステム化を推進できるように、地域ケアのシステム化の考え方、方法及び評価について、研究・教育を行っています。主な研究テーマは、高齢者の在宅生活支援システムの開発方法と評価、リーダー的立場にある行政保健師の人材育成です。こうした研究活動をもとに、多様な施設・機関における現職のケア管理者が現場の改革を行いながら、管理者としての力量を高め、自ら実践方法論を導けるように教育支援を行っています。行政機関、地域包括支援センター、訪問看護ステーション、介護老人保健施設、急性期病院等の看護管理者が修了・在籍し、異なる立場の視点を含めて、地域のケアを担う一員としての人材育成や組織的なケアの改善を計画し、実践して評価を行っています。

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研究業績

原著

2017年4-12月

  1. 清水みどり,吉本照子,杉田由加里:摂食嚥下機能低下を認める特別養護老人ホーム入所者の経口摂取支援のための看護職役割行動指標の作成 看護-介護連携に着目して,千葉看会誌,23(1),11-20,2017.
  2. 上原たみ子,吉本照子,杉田由加里:高齢者虐待に対する地域包括支援センター看護職の支援行動指標の開発,千葉看会誌,23(1),33-42,2017.
  3. 和住淑子,野地有子,黒田久美子,錢淑君,鈴木友子,北池正,吉本照子:看護学教育におけるFDマザーマップの開発, 千大看紀要,39,21-26,2017.

学会発表抄録

2017年1-3月

  1. 杉田由加里,緒方泰子,石丸美奈,田中美延里,石川麻衣,土屋裕子,藤木美恵子:わが国の行政保健師の人材育成に関する文献検討.第5回日本公衆衛生看護学会学術集会講演集,145,2017.

2017年4-12月

  1. 小熊亜希子,吉本照子,杉田由加里:介護老人保健施設入居者の身体状態に即した肺炎ケアを促す看護モデルの開発.日本老年看護学会第22回学術集会抄録集,167,2017.
  2. 杉田由加里,緒方泰子,石丸美奈,田中美延里,石川麻衣,藤木美恵子,土屋裕子:自治体のミドルマネジャー保健師が認識している役割行動.日本地域看護学会第20回学術集会講演集,110,2017.
  3. 鶴岡章子,石丸美奈,鈴木美和,鈴木悟子,雨宮有子,安藤智子,鈴木明子,岡田由美子,藤井広美,原田静香,櫻井しのぶ,佐藤紀子,飯野理恵,杉田由加里,宮﨑美砂子:大学間連携による保健師業務研究サポートの成果-業務研究を経験した保健師の成長の視点から-,日本地域看護学会第20回学術集会講演集,108,2017.
  4. 鈴木美和,石丸美奈,杉田由加里,鈴木悟子,飯野理恵,雨宮有子,原田静香,鶴岡章子,藤井広美,鈴木明子,岡田由美子,安藤智子,宮﨑美砂子,佐藤紀子,櫻井しのぶ:大学間連携による保健師業務研究サポートの成果-研究指導担当教員の研究と社会的貢献に関わる能力の変化-,日本地域看護学会第20回学術集会講演集,109,2017.
  5. 飯野理恵,宮﨑美砂子,石丸美奈,時田礼子,杉田由加里,佐藤紀子,岩瀬靖子,栗栖千幸,上田終代:予防活動の持続・発展のための地域看護実践ガイドVer.1の活用と課題.日本地域看護学会第20回学術集会講演集,141,2017.
  6. 石丸美奈,鈴木悟子,飯野理恵,宮﨑美砂子,杉田由加里,雨宮有子,佐藤紀子,原田静香,櫻井しのぶ,鶴岡章子,安藤智子,鈴木明子,岡田由美子,藤井広美,鈴木美和:大学間連携による保健師業務研究サポートを効果的に推進するための教員側の要件.日本地域看護学会第20回学術集会講演集,197,2017.
  7. 鈴木悟子,石丸美奈,飯野理恵,宮﨑美砂子,杉田由加里,雨宮有子,佐藤紀子,原田静香,櫻井しのぶ,鶴岡章子,安藤智子,鈴木明子,岡田由美子,藤井広美,鈴木美和:大学間連携による保健師業務研究サポートを効果的に推進するための保健師側の要件.日本地域看護学会第20回学術集会講演集,198,2017.
  8. 杉田由加里,井出成美,石川麻衣:生活習慣病予防に向けた保健指導質問票の作成.千葉看第23回学術集会講演集,46,2017.
  9. 杉田由加里,緒方泰子,石丸美奈,田中美延里,石川麻衣,松下光子,土屋裕子,藤木美恵子:自治体のミドルマネジャー保健師に期待される役割行動とは? 千葉看第23回学術集会講演集,62,2017.
  10. 水村純子,吉本照子:地域包括支援センターにおける多職種協働を促すためのケースカンファレンス基準の活用 活用のための研修プログラムの作成,実施および検証.第22回日本在宅ケア学会学術集会抄録集,217,2017.
  11. 杉田由加里,井出成美,石川麻衣,石川みどり:後期高齢者の健康増進に向けた保健指導におけるアセスメント.第76回日本公衆衛生学会総会抄録集,511,2017.
  12. 石田美由紀,吉本照子,杉田由加里:A市における特定保健指導の充実に向けた行政と関係機関の役割行動基準の作成.第76回日本公衆衛生学会総会抄録集,436,2017.
  13. 井上雄介,加藤勇太,杉田由加里,斎藤雅文,廣田直子:Prader-willi症候群患児・患者の親へのサポートに関するニーズ調査.第76回日本公衆衛生学会総会抄録集,551,2017.
  14. 杉田由加里,緒方泰子,石丸美奈,田中美延里,石川麻衣:管理的立場にある看護職の役割遂行をめざした学習を促進する条件に関する文献検討.第37回日本看護科学学会学術集会,2017.
  15. 和住淑子,吉本照子,吉田澄恵,野地有子,黒田久美子,錢淑君:看護系大学における教育の質改善への取り組みの特徴と背景要因との関連.第37回日本看護科学学会学術集会,2017.
  16. 吉田澄恵,吉本照子,黒田久美子,和住淑子,野地有子,錢淑君,櫻井友子:全国の大学における看護学教育の継続的質改善(CQI)活動の実態と促進要因.第37回日本看護科学学会学術集会,2017.
  17. 黒田久美子,吉田澄恵,櫻井友子,吉本照子,和住淑子,野地有子,錢淑君:看護学教育の質確保のための取り組みと課題-「到達目標2011」の活用実態等に関する全国調査報告2報. 第37回日本看護科学学会学術集会,2017.
  18. 小川純子,飯岡由紀子,松岡千代,吉本照子,遠藤和子:臨地実習において配慮が必要な学生に対する教育上の調整に関するFDプログラムの開発. 第37回日本看護科学学会学術集会,交流集会K25,2017.
  19. 吉本照子,辻村真由子,長江弘子:新人訪問看護師育成プログラムの訪問看護事業所の教育力強化に対する効果.第37回日本看護科学学会学術集会,2017.

報告書

2017年1-3月

  1. 杉田由加里,井出成美,石川麻衣:生活習慣病予防に向けた保健指導質問票の作成.厚生労働科学研究費補助金 循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究事業 統計的レビューとコホート研究に基づく特定健診質問票の開発 平成28年度分担研究報告書,77-84,2017.
  2. 黒田久美子,吉本照子,和住淑子,野地有子,錢淑君,吉田澄恵:学士課程における看護実践能力と卒業時到達目標の達成状況の検証・評価方法の開発 看護系大学における「到達目標2011」の活用実態と背景要因の解明に関する全国調査報告書.平成28年度 文部科学省 大学における医療人養成の在り方に関する調査研究受託事業 看護師等の卒業時等宅目標等に関する調査・研究,2017.
  3. 吉本照子,野地有子,手島恵,和住淑子,黒田久美子,錢淑君,佐藤奈保,杉田由加里,黒河内仙奈,阿部恭子,吉田澄恵,井関千裕:平成28年度看護学教育ワークショップ報告書,2017.

2017年4-12月

  1. 高橋在也,吉本照子,石丸美奈,長江弘子,坂井志麻,原沢のぞみ,小池愛弓,渡邉賢治,足立智孝,清水直美,岩城典子,市民を対象としたエンド・オブ・ライフ教育のプログラム及び教材開発.公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団 2015年度(後期)一般公募「在宅医療研究への助成」完了報告書,2017.
  2. 吉田澄恵,吉本照子,和住淑子,野地有子,黒田久美子,錢淑君:大学における看護学教育の継続的質改善(CQI)活動と背景要因に関する研究報告書,2017.

総説・短報・実践報告・資料・その他

2017年1-3月

  1. 杉田由加里,井出成美,石川麻衣,池崎澄江,中山健夫:自治体の特定保健指導における特定健康診査質問票の活用状況.千大看紀要,39,27-34,2017.
  2. 柳澤尚代,菅原京子,清水洋子,吉本照子:保健師活動の質向上に向けた保健師記録に関する文献的考察及び課題,山形保健医療研究,20,1-10,2017.

2017年4-12月

  1. 小熊亜希子,吉本照子,杉田由加里:介護老人保健施設における肺炎の罹患予防、発見、治療開始後の取り組みと看護の課題.千葉看会誌,23(1),63-70,2017.
  2. 栁澤尚代,菅原京子,清水洋子,吉本照子:時代が求める!保健師記録の仕組みづくり(第1回) 地域包括ケアの質を高める保健師記録の仕組みづくり 保健師記録をめぐる現状と連載のねらい,保健師ジャーナル,73(10),856-863,2017.
  3. 清水洋子,波田野房枝,栁澤尚代,吉本照子,菅原京子:時代が求める!保健師記録の仕組みづくり(第2回) (事例1)相模原市 記録の質保証を目指した取り組み,保健師ジャーナル,73(11),944-950,2017.
  4. 吉本照子,池田裕子,藤崎京子,栁澤尚代,清水洋子,菅原京子:時代が求める!保健師記録の仕組みづくり(第3回)長岡京市の取り組み 電子化記録の活用による母子保健サービスの質保証, 保健師ジャーナル,73(12),1042-1049,2017.
  5. 吉本照子, 飯岡由紀子, 小川純子,松岡千代,遠藤和子:「配慮が必要な学生」の学びにつなげる対応 臨地実習における教育上の調整を考える 第12回(最終回) 学生の学びを促す対応に向けたFDの考え方と試み,看護教育,58(12),1050-1056,2017.

本領域では主に,地域ケアシステムの機能向上に向けた行政保健師,訪問看護事業所等の看護管理者および看護職者の考え方,役割行動および力量開発について研究教育を行っている.本年は,行政保健師の力量開発について,保健指導技術(12,15,29),可視化技術(30,32-34)の観点から報告した.また,介護保険施設のケアの質改善及び人材育成(1,2,5,14,31)について,実践者,修士課程修了生,博士後期課程在籍者,研究生とともに報告した.

吉本は,「新人訪問看護師の実践力向上に向けた自己決定的学習を促す学習支援ツールの開発と検証」(平成29年度科学研究費補助金(基盤研究(B)),研究代表者)に取り組み,開発した新人育成プログラムの活用による訪問看護事業所の教育力向上(23)について報告した。また,看護実践研究指導センターにおける,看護系大学の教育の継続的質改善モデルの開発、配慮が必要な学生に対する教員のFDプログラム開発に取り組んだ(19-22,25,26,28,35).

杉田は,厚労科学研究費補助金の研究分担者として,特定保健指導の問診の実態に関する調査研究(12,24,29)について報告した.そして,研究代表者として,「自治体のミドルマネジャー保健師の役割行動指針の作成と学習支援プログラムの構築」(平成29年度科学研究費補助金(基盤研究(B))に取り組み,成果を報告し(4,6,13,18),調査を継続している.さらに,「後期高齢者の健康増進に向けた保健指導におけるアセスメントガイドの作成」(平成29年度科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究))に取り組み,成果を報告し(15),事例調査を継続している.研究分担者としては,予防活動の持続・発展のための地域看護実践ガイドの開発(9)や大学間連携による保健師業務研究サポートについて報告した(7,8,10,11).