老人看護学

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当領域は、老人看護と慢性疾患看護に関する教育と研究を行っています。
老人の特性を、発達課題・生活過程・健康レベルの上から明らかにし、各特性に応じた健康問題を解決するための援助方法を究明します。老化過程を理解し、老人のQuality of lifeの観点にたった生活適応に関する看護研究として、老人の健康問題の査定方法、老人の人間性を支えるケアの方法と研究、入院・老人ケア施設入所・転居への適応と援助、老人の認知機能の障害と援助方法、老人のセルフケアの特徴と支援方法、家族介護者のための支援方法などを課題としています。
慢性的機能障害を有する患者に関する看護研究として、青年期から老年期にいたる慢性疾患患者の心身状態、セルフケアの推進と患者教育、地域でのセルフケア教育支援、障害受容過程の援助など、また、身体機能(呼吸機能、栄養機能、調節機能など)の各障害に対する有効な看護方法などを課題としています。

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研究業績

原著

2017年1月~3月

  1. 戸田由利亜, 谷本真理子, 正木治恵:他者と共に在る認知症高齢者の表現する姿.千葉看会誌, 22(2), 1-10, 2017

2017年4月~12月

  1. Harue Masaki, Nobuko Kawai, Keiko Matsumoto, Miyoko Kuwata, Sachiko Yoshioka, Midori Nishiyama, Ryoko Uchino, Hiroko Nagae, Megumi Teshima, Sayuri Sakai, Kazuko Endo: Consensus development of quality indicators for end‐of‐life care for elders in Japan, International Journal of Nursing Practice. 2017.
  2. Matsumoto K., Masaki H., Kawai N., Kuwata M., Yoshioka S., Nishiyama M., Sakai S., Endo K., Uchino R., Hayashi Y., Teshima M, and Nagae H.: Review on the Elements Related to the Development of End of Life Care Quality Evaluation Index that Enriches the Final Years of the Elderly. J Nurs Patient Care. 2(2): 1000118, 2017
  3. 高橋良幸:終末期慢性呼吸器疾患患者と看護師の互いの了解を尊重した対人援助実践ガイドの開発,千葉看会誌,21(1), 43-52, 2017.

学会発表抄録

2017年1月~3月

  1. Yoshiyuki Takahashi: Development of a "practical guide for interpersonal support that values mutual agreement" for patients with chronic respiratory disease and nurses providing end-of-life care, 20th East Asian Forum of Nursing Scholars (EAFONS), Hong Kong, 2017.
  2. Yuria Toda, Harue Masaki: Awareness of the body for nursing practice -From the interview to student nurses and doctoral students in nursing. The 20th East Asian Forum of Nursing Scholars(EAFONS), Regal Riverside Hotel, Hong Kong, March 2017.

2017年4月~12月

  1. Harue Masaki Nobuko Kawai, Keiko Matsumoto, Mika T. Musgrave, Yuki Yamashita, Kazuki Kobayashi, Takahiro Ishikawa, Koutaro Yokote: Development of Quality Indicators for Continuity and Coordination of Care in Elders in Japan, International Association of Gerontology and Geriatrics. 2017.7.23-27, San Francisco.
  2. 青木美智子,高橋良幸,黒田久美子,正木治恵:自律神経障害を有する糖尿病患者が自分らしく生きるプロセスを支える外来看護援助ガイドの作成,日本糖尿病教育・看護学会,2017,9.16 (福岡).
  3. Chisono Ohara, Yasuko Shimizu, Nobuko Kawai, Natsuko Seto, Mariko Tanimoto, Harue Masaki:Nursing care for patients with Parkinson’s disease from the perspective of “corporeality”. International Nursing Research Conference, 10.20-22,2017, Bangkok Thailand.
  4. 石橋みゆき, 森本悦子, 小山裕子, 根岸 恵ほか:医療職者が捉える一般病院外来通院中の後期高齢がん患者の療養生活における困難状況, 日本老年看護学会第22回学術集会講演集,143,2017年6月,名古屋国際会議場
  5. Etsuko Morimoto, Miyuki Ishibashi, Yuko Koyama, Megumi Negishi, Miyuki Konishi:ISSUES OF SPECIALISTS SUPPORTING SYSTEM FOR ELDERLY CANCER PATIENTS VISITING GENERAL HOSPITAL,International Couference on Cancer Nursing,July 9-12,2017, Anaheim, California,U.S.A.
  6. 雨宮有子, 石橋みゆき, 角川由香, 吉田千文ほか:超高齢構想区域にある地域中核病院での地域ケアシステム構築に繋がる退院支援看護技術.日本地域看護学会第20回学術集会講演集, 135,2017年8月, 別府国際コンベンションセンター(大分県)
  7. 石橋みゆき:シンポジウム講演 日本地域看護学会第20回学術集会 シンポジウムII 看護基礎教育で地域志向の芽を養う―日本地域看護学会が提唱する学士課程における地域看護学―.日本地域看護学会第20回学術集会講演集, 65,2017, 別府国際コンベンションセンター(大分県)
  8. 永田亜希子,坂上明子,佐藤奈保,石橋みゆきほか:交流セッション16 看護実践力強化のためのシミュレーション教材と評価方法の開発, 日本看護学教育学会第27回学術集会講演集,109, 2017 ,沖縄コンベンションセンター
  9. 樋口キエ子, 諏訪部高江, 石橋みゆき, 吉田千文ほか:在宅移行時における患者と家族の希望のズレへの介入プロセスにおける退院支援看護技術,日本家族看護学会第24回学術集会講演集, 78, 2017年9月,東京ベイ幕張ホール
  10. 小山裕子,森本悦子,石橋みゆき:一般病院に通院する後期高齢がん患者への療養支援における専門職連携の課題. 千葉看護学会第23回学術集会講演集,28,2017
  11. 村田万以子,石橋みゆき,正木治恵: 糖尿病の初期の食事指導を行う看護師と栄養士の連携について. 千葉看護学会第23回学術集会講演集,32,2017
  12. 青木美智子,石橋みゆき: 慢性疾患を持つ老人のセルフケアの獲得状況と学習支援―マージン理論を用いた高齢糖尿病患者1事例の分析―, 千葉看護学会第23回学術集会講演集,38,2017
  13. 山村岳央,高橋良幸,石橋みゆき,正木治恵:中等度慢性閉塞性肺疾患を有する人々の症状悪化予防と治療に対する生活調整, 千葉看護学会第23回学術集会講演集,31,2017
  14. 伊藤隆子,平野和恵,林弥生,石橋みゆきほか: 自組織の看護師の退院支援スキル向上にむけた人材養成に関わる意図と行為. 千葉看護学会第23回学術集会講演集,55,2017
  15. 木暮みどり,石橋みゆき,大藤沙紀,雨宮有子: (交流集会3)看護をつなぐための人材育成―退院支援部門院内留学研修制度―.千葉看護学会第23回学術集会講演集,61,2017,
  16. 石丸美奈,田場由紀,石橋みゆき,辻村真由子: (交流集会5)地域包括ケアを担うことのできる看護職者育成のための教育手法. 千葉看護学会第23回学術集会講演集,62,2017
  17. 石橋みゆき:会長講演 看護がつなぐケアのかたち, 千葉看護学会第23回学術集会講演集, 14-15,2017
  18. 青木美智子, 高橋良幸,黒田久美子,正木治恵:自律神経障害を有する糖尿病患者が自分らしく生きるプロセスを支える外来看護援助ガイドの作成,日本糖尿病教育・看護学会誌,第21巻特別号,168,2017.
  19. 山下裕紀,正木治恵:脳卒中失語症患者と看護師とのあいだにあるcommunionの成立‐「触れる‐触れられる」場面の分析報告‐,千葉看護学会第23回学術集会講演集,52,2017
  20. 橘のどか,戸田由利亜,正木治恵:言語的コミュニケーションや意思疎通が困難である認知症高齢者に対する看護職の非言語的コミュニケーションの実践.千葉看護学会第23回学術集会講演集,29,2017.
  21. 坂井萌夏,戸田由利亜,正木治恵:特別養護老人ホームで穏やかに暮らしている高齢者の生きがいのあり様.千葉看護学会第23回学術集会講演集,40,2017.
  22. 村山結実,戸田由利亜,正木治恵:病歴が長い女性多発性硬化症患者の自己管理への意欲とその要因.千葉看護学会第23回学術集会講演集,42,2017.
  23. 戸田由利亜,髙橋在也,金井友佳,菅原裕輝:(ランチョン交流集会2)看護における愛.千葉看護学会第23回学術集会講演集,58,2017
  24. Miyuki Ishibashi:Vision of End of Life Care Education, The 3rd International End of Life Care Symposium Vision for The Center of Excellence of End of Life Care, p43-49,2017,Chiba,Japan

単行書

2017年4月~12月

  1. 正木治恵:正木治恵編 パーフェクト臨床実習ガイド『老年看護実習ガイド』第2版,I 高齢者看護の期本技術 情報・ヒストリー聴取の技術2-6,II 高齢者の生活支援 老いへの適応支援216-222,照林社,2017
  2. 亀井智子編:認知症高齢者へのチーム医療と看護,正木治恵:認知症看護の基本-日本老年看護学会の立場表明を踏まえて,中央法規出版,2-7,2017
  3. 亀井智子編:認知症高齢者へのチーム医療と看護,戸田由利亜:第1章II 認知症ケアの制度とその変遷, 中央法規出版, 8-17, 2017
  4. 石橋みゆき分担執筆:正木治恵編 パーフェクト臨床実習ガイド老年看護第2版,II 高齢者の生活支援 家族介護支援,236-239, 照林社,2017

総説・短報・実践報告・資料・その他

2017年1月~3月

  1. 石橋みゆき:独居高齢者の退院支援と家族とのかかわり方. 臨床老年看護,2017.1・2月号,59-67,2017
  2. 石橋みゆき,眞嶋朋子,岡田忍,小宮山正敏ほか:千葉大学看護学部カリキュラム改正のプロセス―教育目標の再構成と卒業時到達目標の設定―.千葉大学大学院看護学研究科紀要,39,43-49,2017
  3. 石橋みゆき, 吉田千文, 雨宮有子, 木暮みどりほか:退院支援過程において退院調整看護師とソーシャルワーカーの用いる技術の特徴,保健医療福祉連携,10(1), 19-28,2017

2017年4月~12月

  1. 正木治恵:看護研究に質的統合法(KJ法)を用いる意義-GTとの比較から,看護研究,50(3),228-233,2017.
  2. 正木治恵,野村俊夫,小島通代,山浦晴男:座談会 質的統合法(KJ法)とグラウンデッド・セオリー,看護研究,50(3),202-211,2017.
  3. 西村ユミ,太田喜久子,数間恵子,川口孝泰,古在豊樹,小松浩子,正木治恵:これからの社会におけるケアサイエンスの構築をめざして-看護学からの提案.学術の動向:58-71,2017.
  4. 正木治恵,北川公子,湯浅美千代,百瀬由美子,山田律子,堀内ふき:「急性期病院において認知症高齢者を擁護する日本老年看護学会の立場表明2016」の作成過程,老年看護学,22(1):5-9,2017.
  5. 村嶋幸代,石橋みゆき,赤星琴美他(平成27-28年度教育委員会):日本地域看護学会委員会報告 地域看護に必要な教育内容の明確化―看護学基礎教育で修得すべき地域看護の能力(コンピテンシー)―,日本地域看護学会誌,20(2),p102-109,2017
  6. 高橋良幸:質的統合法(KJ法)の博士論文への活用の実際とその有用性,看護研究,50(3), pp.241-246, 2017.
  7. 高橋良幸:III.ケーススタディ [寝たきり者へのケア],正木治恵,高橋香代子,岡本充子他:パーフェクト臨床実習ガイド 老年看護,第2版, 照林社,pp.262-269, 2017.
  8. 戸田由利亜:エンドオブライフケア 実践知が導くケア技術(連載第8回)認知症高齢者のエンドオブライフケア その人らしい日常の延長にある自然な死を探し支える. 看護技術, 63(9), 84-88, 2017

研究状況

高齢社会実践看護学教育研究分野老人看護専門領域では,高齢社会において必要となる看護実践を科学的に探求することを目的に,慢性疾患を抱える人々や高齢者が治療を受ける病院をはじめ,生活の場であるケア施設や在宅等も研究フィールドとして,多様な看護実践の場における研究を行っている.
平成29年に実施した研究プロジェクトは,正木は「高齢者ケアの継続.連携に関する質指標の開発とシステム構築」(科学研究費補助金基盤研究(A)平成27年度~30年度)ならびに「看護できる身体づくり―高齢者ケアにおける看護情報をつかむための身体活用プロセス」科学研究費補助金(挑戦的萌芽)平成28年度~30年度)に研究代表者として取り組んだ.「高齢者ケアの継続.連携に関する質指標の開発とシステム構築」においては,正木と共に石橋並びに特任准教授山下と,博士後期課程の永田文子(リサーチアシスタント)が上記研究の一部として「SAHCHI(Social Health Assist CHIba:地域情報連携基盤)を活用したケアの継続・連携情報共有システムの活用状況」について調査研究を推進した.
石橋は「療養の場の移行支援構築に向けた退院支援に係る看護技術の体系化」(科学研究費助成事業学術研究助成基金助成金基盤研究(C)平成27年度~29年度)を受け,研究代表者として研究を推進した.また,石橋は千葉大学グローバルプロミネント研究基幹 平成 28年度リーディング研究育成プログラムにて採択された「超高齢社会における市民-専門職連携型エンドオブライフケア教育研究拠点(推進責任者:増島麻里子)」における中核推進者として第3回エンドオブライフケア国際シンポジウムにてシンポジストを務めるなどプロジェクトの推進に取り組んだ.このほか,石橋は,「地域包括ケアを担う看護職者育成のための住民と行動したシナリオ学習教材の開発」(科学研究費助成事業(科学研究費補助金)基盤研究(B)課題番号:17H04464代表:石丸美奈),「地域の一般病院に通院する後期高齢がん患者への複合的な外科看護支援モデルの構築」(科学研究費助成事業(科学研究費補助金)基盤研究(C)課題番号:16K12079代表:森本悦子)の分担研究者として研究を推進した.
山﨑(旧姓戸田)と高橋は,「看護できる身体づくり―高齢者ケアにおける看護情報をつかむための身体活用プロセス」科学研究費補助金(挑戦的萌芽)平成28年度~30年度)の分担研究者として研究に取組んでいる.
また,山下は「communionを基盤とした看護プログラムの開発」(科学研究費助成事業学術研究助成基金助成金基盤研究(C)平成29年度~31年度)を受け,分担研究者である正木,石橋,高橋と共に研究を推進した.