看護病態学

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医療の現場には多くの感染源が存在し、最も患者と接する機会が多く、また様々な医療行為に関わる看護職はその防止において重要な役割を担っています。本教育研究分野では、微生物側、宿主側の双方の視点から感染防止に有益な手段を明らかにすることを目的として教育・研究を行っています。具体的には、在宅を含めた臨床現場の微生物およびそれによる感染のリスクの把握、実験的手法を用いた感染防止対策の有効性の評価などを行い、これらの結果を現場へフィードバックしています。感染防止に対する知識と実践力を備えた人材の育成と、現場に密着した研究の成果を通じて、病院内あるいは地域での感染症コントロールに貢献できることを願っています。

これに加えて、今後は、博士後期過程の新設にともない、もう一つ新しい研究の柱を立ち上げたいと考えています。対象者の病態を細胞、組織のレベルまで掘り下げてとらえ、そこから新たな看護実践を見出そうとする試みです。いっしょに看護の可能性にチャレンジしたいと考えている人は、是非病態学教育研究分野をのぞいてみてください。

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研究業績

原著

2017年1月~3月

  1. 大滝千智, 石井邦子, 麻生智子, 日下和代, 岡田忍: 更年期女性における口腔の健康とQOLおよび口腔保健行動に関連した要因. 千葉県立保健医療大学紀要 8(1), 19-25, 2017.

2017年4月~12月

学会発表抄録

2017年1月~3月

  1. Khudazi Aulawi, Shinobu Okada: Influence of Frequency of Biocide Use and Nurses’ Knowledge about Disinfection on Isolation of Pseudomonas aeruginosa with Less Susceptibility to Biocides. 20thEAFONS、Hong Kong,
  2. 小川俊子, 西尾淳子, 岡田忍:緑膿菌臨床分離株に対する食用油の増殖抑制効果の実験的検討 口腔ケアに食用油を用いる細菌学的効果の可能性の検証. 日本環境感染学会総会プログラム・抄録集 32回, 282, 2017.

2017年4月~12月

  1. 岡田忍,早坂美祐,小川俊子,西尾淳子, 山元ひろみ, 青山史絵, 宮澤清, 谷戸克己, 永野みどり: オムツ使用者の陰部洗浄におけるノンリンスタイプ洗浄剤と泡状洗浄剤使用の影響. 日本創傷・オストミー・失禁管理学会誌, 21(2), 222, 2017.
  2. 小川俊子, 西尾淳子 : 食用油の塗布による口腔粘膜の短時間保湿効果・血流改善効果の評価および味覚調査. 日本老年歯科医学会総会・学術大会プログラム・抄録集 28回, 237, 2017.
  3. 原真澄*, 小川俊子, 西尾淳子, 伊藤眞知子, 岡田忍:OHATを用いた介護老人保健施設における口腔ケア困難者と非困難者の口腔衛生状態の評価. 日本老年歯科医学会総会・学術大会プログラム・抄録集 28回, 193, 2017.
  4. 原真澄*,岡田忍 : 高齢者における口腔アセスメントOHAT. 千葉看第23回学術集会集録, 58, 2017
  5. 原真澄*,岡田忍,西尾淳子:介護老人保健施設で看護職・介護職により口腔ケアを提供する上で対象者に必要なケアと専門職連携. 第37回日看科会学術集会講演集, 2017.
    *2017年3月博士前期課程修了

単行書

2017年1月~3月

  1. 岡田忍,佐伯由香:疾病の成立と回復促進.放送大学教育振興会, 2017

総説・短報・実践報告・資料・その他

2017年1月~3月

  1. 石橋みゆき, 眞嶋朋子, 岡田忍, 小宮山政敏, 坂上明子, 石丸美奈, 仲井あや, 能川琴子, 小澤治美, 島村敦子:千葉大学看護学部カリキュラム改正のプロセス 教育目標の再構成と卒業時到達目標の設定. 千大看紀要39, 43-49, 2017.

2017年4月~12月

  1. 岡田忍, 西尾淳子, 森恵美, 石井邦子, 日下和代, 麻生智子, 大滝千智, 伊藤眞知子, 新居直美: 福祉の現場から 歯科専門職との連携による更年期女性と在宅高齢者の口腔ケアの質の向上に関する研究(第2報) 訪問看護ステーションにおける口腔ケアの現状、訪問看護利用者の口腔の状態. 地域ケアリング, 19(8), 90-94, 2017.

研究状況

看護病態学では,長期療養型施設や在宅での感染防止,現在は特に高齢者に対する口腔ケアを中心に研究を進めている.また,国際プログラムの留学生の研究を通して留学生の母国であるインドネシア、ジンバブエのインフェクションコントロールに関する研究も実施しており,学会発表を行っている(2).
口腔ケアに関しては,千葉県立保健医療大学の大滝・石井らと共同で行った更年期女性の口腔の変化とその関連要因、口腔衛生に関する保健行動に及ぼす要因について原著としてまとめ(1),口腔ケアにおける食用油の有用性に関する基礎的な研究(3,5),訪問看護ステーションにおける口腔ケアと訪問看護利用者の口腔の状態(10)について,学術集会での発表や雑誌への掲載を行った.次年度は,訪問看護ステーションを対象に行った口腔ケア研修の成果をまとめるとともに,高齢者施設で食用油を使用した口腔ケアに関する介入研究や更年期女性の歯周病菌と口腔保健行動の関連に関する研究を進めていく計画である.また,博士前期課程修了生の原は修士論文で行った介護老人施設入所者の口腔衛生状態の評価と看護・介護職の口腔ケアに関する歯科専門職との連携に関して学会発表を行った(6,7,8).
この他,オムツ使用者の陰部洗浄における洗浄剤を用いた陰部洗浄の効果についてユニ・チャームと実施した共同研究について学会で発表した.岡田は放送大学の疾病の成立と回復促進の主任講師として印刷教材を執筆した.