科研費ならびに文科省補助金等の獲得状況

|教育・研究|

科学研究費補助金公募申請・採択状況(看護学部・看護学研究科)

H29.9.7現在

千葉大学大学院看護学研究科/看護学部の文部科学省科学研究費補助金の平成29年度採択分取得率(常勤教員現員数49に対する常勤教員取得件数28の割合)は約57%であり、多くの教員が科研費を取得しています。この取得率は千葉大学全体においても高水準の採択率となっています。また、新規採択率は約46%であり、全国平均が25%程度であることと比較しても高い数字になっています。

平成29年度

応募件数

区分 新規
基盤研究(A) 4
基盤研究(B) 3
基盤研究(C) 6
挑戦的萌芽研究 5
若手研究(A) 0
若手研究(B) 4
研究活動スタート支援 1
特別研究員奨励費 0
学術図書 1
合計 24

採択件数

区 分 新規 継続
基盤研究(A) 2 2 4
基盤研究(B) 1 6 7
基盤研究(C) 3 13 16
挑戦萌芽研究 0 4 4
挑戦的研究(萌芽) 1 0 1
若手研究(A) 0 0 0
若手研究(B) 3 2 5
研究活動スタート支援 0 0 0
特別研究員奨励費 0 0 0
学術図書 1 0 1
合計 11 27 38
新規採択率 46%

※応募件数、採択件数ともに転出(H28年度在籍、H29年度不在籍)・転入(H28年度不在籍、H29」年度在籍)者を除く

文部科学省支援プログラム

社会人の学び直しニーズ対応教育推進事業とは
訪問看護師として再就職したい看護職者を支援する学び直しプログラム開発

社会人の学び直しニーズ対応教育推進事業とは

大学等の教育研究資源を活用し、教育プログラムを展開する優れた取組を支援することにより、再チャレンジを可能とする、柔軟で多様な社会の現実に向けた高等教育機会の充実を図るためのものである。千葉大学「訪問看護師として再就職したい看護職者を支援する学び直しプログラム開発」は、2007年7月26日に、委託事業として選定された。

プログラムの目的と特徴

国の在宅ケア推進の政策により、24時間体制の訪問看護が期待されている。訪問看護は病院看護と違って、それぞれの利用者のお宅で、一人で判断し、看護を行う点が特徴であるため、訪問看護の大きな社会的ニーズと発展性を感じても、最近の在宅看護技術や方法、医師等との連携に自信を持てずに看護職者がチャレンジをためらう例もある。そこで千葉大学看護学部では、訪問看護師として再就職したい看護職の方々を対象に、最新の在宅看護の知識・技術とその基盤を補強して、自律的な訪問看護師として活躍できるようになるための学び直しプログラムの開発と実施、評価を展開する。本プログラムは、年代、教育履歴あるいは離職期間等の背景により学び直しニーズの異なる各々の受講者に対して、個別的で系統的な教育プログラムである点が特徴であり、平成19年度より選定されプログラム開発と実施が企画されている。

大学教育改革等補助金(特色GP)  課題プロジェクトによる看護管理能力の開発

「特色ある大学教育支援プログラム(以下特色GP)」とは

各大学、短期大学で実績をあげている教育方法や教育課程の工夫改善など学生教育の質の向上への取組を更に発展させる取組の中から、国公私を通じて特色ある優れた取組を選び、サポートする。また、選ばれた取組を社会に広く情報提供し、高等教育全体の活性化を促している。

プログラムの目的と特徴

千葉大学大学院看護学研究科では、2002年から全国でも先駆的な取組みとして、現職の看護管理者を対象とし、高度な管理能力の開発をめざした看護システム管理学専攻(修士課程)における教育を行ってきた。看護管理者は、医療・保健・介護施設の看護職を管理する看護部長、副看護部長、看護師長、あるいは行政の管理者である。看護・介護職の人、組織、資源の管理を行う立場にあって、病院組織のみならず、介護施設、地域において専門職の中で祭多数を占める看護・介護職員を管理する立場にあり、医療サービスの質の保証や人的資源の効果的活用などを通しての組織への影響力は大きい。そこで、現在直面している医療制度構造改革による多様な課題の解決、すなわち、国民の安心の確保、医療費の適正化、住み慣れた地域で幸せな生涯を送るために、医療機関、医療従事者、患者との連携促進、ならびに効果的・効率的に質の高い医療・介護提供のしくみづくりができる、高度な管理能力を備えた看護管理者の育成が急務である。この特色ある教育は、平成18年度大会教育改革等補助金(特色GP)に選定され、3年間にわたり、次のような取組が行われている。

  1. 遠隔地から学生に学習支援が可能なe-Learningシステムの導入
  2. 国内外の先駆的取組組織によるインターンシップの実施
  3. 最新の知識を習得する場としてワークウショップの実施

専門看護師育成・強化プログラム
(平成19年~平成21年度 組織的な大学院教育改革推進プログラム採択)

組織的な大学院教育改革推進プログラムとは

平成19~20年度に実施した「大学院教育改革支援プログラム」を見直し、中央教育審議会答申「新時代の大学院教育」(平成17年9月)や「教育振興基本計画」(平成20年7月閣議決定)等の提言を踏まえ、社会の様々な分野で幅広く活躍する高度な人材を育成する大学院博士課程、修士課程を対象として 、優れた組織的・体系的な教育取組に対して重点的な支援を行うことにより、大学院教育の実質化及びこれを通じた国際的教育環境の醸成を推進すること、また、採択された取組を広く社会に情報提供することで、今後の大学院教育の改善に活用することを目的としている。

プログラムの目的と特徴

本プログラムは、現在の看護学研究科博士前期課程にある専門看護師教育の充実と、専門看護師を1年間在職のまま受け入れる博士後期課程に連動した『専門看護師強化コース』の新設を核とした博士課程の教育改編であり、高度な看護実践能力と研究能力を備えた専門看護師リーダーの養成を目指している。具体的には1.看護学研究科博士前期課程において新設科目と改編科目の合計7単位を科目履修可能にして専門看護師教育の充実を図る。2.『専門看護師強化コース』を新設し、専門看護師の活動に必要な高度な知識や技術を修得する5科目、3.専門看護師導入モデル施設と提携した研修を行う科目を新設する。4.遠隔地学習支援(E-Learning)システムを導入し、高度実践に関する自己学習の機会を提供する。『専門看護師強化コース』で修得する6単位のうち、4単位を博士後期課程の履修単位として読み替える、などである。コース修了生が博士後期課程に進学した場合には、千葉大学大学院学則の第33条第2項を適用し、2年間での修了を可能とすることも特徴である。これらの優れた企画が認められ、平成19年度大学院教育改革支援プログラムに選定された。

現代的ニーズ取組支援プログラム
自立した医療組織人育成の教育プログラム
―専門職連携能力育成をコアにおいて人材育成

現代的教育ニーズ取組支援プログラムとは

各種審議会からの提言などを踏まえ、社会的要請の強い政策課題(地域活性化への貢献、知的財産関連教育など)に関するテーマを設定し、これに対して各大学、短期大学、高等専門学校が計画している取組の中から、国公私を通じて優れた取組を選び、サポートします。また、選ばれた取組を社会に広く情報提供し、高等教育全体の活性化を促している。

プログラムの目的と特徴

医療は複数の専門職の連携により提供される組織的サービスである。キャリア教育の基礎段階にある学士課程では、専門知識の集積だけでなく、医療組織の一員として、「患者(サービス利用者)中心の医療」を基盤とし、専門性を発揮できる教育が不可欠となる。中でもチーム医療の推進力となる専門職連携能力の育成は極めて重要である。本取組では、本学の看護学部・医学部・薬学部の1年次から46年次までの全学生を対象に、講義・演習・実習から成る、段階的かつ総合的な教育プログラムを開発し提供する。プログラムの核となるのは患者中心の医療を実践するための、コミュニケーション能力、倫理的感受性、問題解決能力の育成である。それらの育成過程を通して、自立した医療組織人として、健全な職業観、責任感、協調性などを備え、自らのキャリアを継続的に発展させることのできる人材を養成することを目指す。看護学・医学・薬学等の医療系学部に学ぶ学生が、「患者(サービス利用者)中心の医療」を基盤に据え、医療組織の一員として、自らのキャリアを継続的に発展させることができる基礎能力を修得できる教育プログラムの提案です。看護・医療・薬業のそれぞれの立場を理解しつつそれぞれのキャリアを進めるための教育手段として、歴史的に独立した医療系3学部における横断的な教育プログラムの構築を目指す、社会的に意義の高い取組であることがすぐれていると認められ、平成19年度現代GPとして選定され、現在展開中である。