エンド・オブ・ライフケア看護学への千葉大学の取組

生きるを考える/2012年度

普遍教育「生きるを考える」第1回の様子

ホスピス医の考えるエンド・オブ・ライフケア

[日程]平成24年10月2日 III時限/12:50〜14:20(総合校舎B号館)
[講師]山崎 章郎(ケアタウン小平クリニック院長)

  • 講義の様子山崎 章郎先生
    山崎 章郎先生
  • 講義の様子
    講義の様子

受講生の感想

私は山崎先生の話の中で一番印象的だったのは、スピリテュアルという言葉だった。初めて聞く言葉だったので、意味を理解するのは難しかった。
でも先生の話の中で、人間の身体的側面、心理社会的側面、精神的側面がある中でその要素を載せるお盆のようなものという話を聞いたとき、それは自分が自分らしくあるための大事にしているものではないかと考えた。魂の痛みや実存的痛みや存在の痛みなど言われているようであるが、自分の中では腑に落ちたように思う。また山崎先生がケアタウン小平の取り組みを聞いて、こんな町が自分の家の近くにもあれば、きっと「自分らしい最期を迎えること」や望む医療やケアを考えていけるし、選ぶこともできるのではないかと思った。何より、山崎先生のそうした患者さんや家族さんとの向き合う姿を知って、温かなまなざしを感じた。こんな風に話を聞いてくれる医師がいたら地域で安心して最後まで過ごせるのだろうと感じた。