エンド・オブ・ライフケア看護学への千葉大学の取組

生きるを考える/2012年度

普遍教育「生きるを考える」第13回の様子

リビングウィル~生老病死と向き合うために~

[日程]平成25年1月15日 III時限/12:50〜14:20(総合校舎B号館)
[講師]藤本 啓子(患者のウェル・リビングを考える会代表)

  • 講義の様子
    講義の様子
  • 藤本 啓子先生
    藤本 啓子先生

受講生の感想

藤本さんのウエル・リビングの会「生老病死」と向き合う話を聞いて
 私は、この講義の中で哲学する=考えることという大事さを学んだ。ウエル・リビングはよりよく生きるということのようだが、自分にとってより良い状態やウエルな状態ってなんだろうということを考えることのようである。また、自分にとって「尊厳」とは何かということも自分にはわからない気がしたし、尊厳が保たれていることはどういうことなのか、考えさせられた。生きているときに有効な「事前指示書」や亡くなった後の指示が「遺言」のことも説明された。自分には無関係なことと思っていたが、新鮮だった。自分の意思表示を伝えて自分の尊厳を保つために必要なことであるが今の自分はいつもの生活が当たり前のように毎日繰り返される日々、それ自分にとってどんな意味や価値があるのだろうと思わず、考えた。このように考えることがすごく新鮮だった。またカフェ・フィロという活動もしって、そんな風に人と語り合って時間を過ごすことが、今の日常ではあるようでないことも。ただ毎日の流れに流されている自分、いつも何かに追われている自分、周囲の人とかかわることをつい面倒に感じている自分を感じた。「考える」ことや「語り合い」は時間を止めてみるような感覚で、今の自分には貴重なことかもしれないと強く感じた授業だった。