エンド・オブ・ライフケア看護学への千葉大学の取組

学部教育

2014年度

シラバス

学科(専攻)・
科目の種別等
専門科目 自由科目 授業コード N11391501
科目コード N113915
授業の方法 講義・演習
単位数 1
期別 後期 前半
曜日・時限 水3・水4
授業科目 エンド・オブ・ライフケア看護実践論
End of Life Care in Nursing Practice
担当教員 長江 弘子、関本 仁、池本 典子
履修年次/セメスター 4年次 時間数 30時間
受入人数  
受講対象 自学部他学科(自研究科他専攻)  
他学部(他研究科)  
科目等履修生
概要 がん患者のみならず、呼吸器疾患、循環器疾患、難病、認知症等の慢性疾患の晩年期、高齢者のターミナルケア等、領域横断的エンド・オブ・ライフケアについて、各自の既習学習における経験をもとに、事例を通して深く考える科目とする。
目的・目標 <目的>
現代医療の中で多様な療養の場におけるエンド・オブ・ライフケアが必要な患者・家族へのケアにおいて、看護師が果たすべき役割は何かを考える。
<目標>
  1. 緩和ケア、ホスピス、ターミナルケアなど、関連用語について整理できる。
  2. エンド・オブ・ライフケアが必要な患者ケアの身体的、精神的、心理社会的、スピリチュアルな問題を明確化することができる。
  3. エンド・オブ・ライフケアが必要な患者の家族への支援を明確化することができる。
  4. グループワーク、全体討議において、他者の意見を聞き、自分の意見を述べることができる。
  5. エンド・オブ・ライフケアが必要な患者・家族へのケアについて、自分の考えを整理することができる。
授業計画・授業内容 この科目は講義とグループワークを基本とした演習、発表と全体討議など、受講した学生と教員との相互交流をしながら学ぶ学習スタイルをとる。
1-2回目:エンドオブライフケアとは講義・コースガイダンス演習方法(長江弘子)
3-4回目:望ましい死について考える
5-6回目:アドバンスケアプランニング・事前指示と意志決定支援
7-8回目:講義・事例提示
9-10回目:事例検討:グループ学習
11-12回目:事例検討:グループ学習
13-14回目:死の体験旅行発表と全体討議
15-16回目:講義、レポート提出
事例検討については、グループ学習の中で課題となったことを役割分担する。
授業時間を活用し、図書館等で資料収集し、発表資料の作成を行う。
グループで決めた課題解決のために各自がメンバーシップを発揮するようお互いが協力し合って進めることが前提となる。
教員はグループファシリテータとして随時、必要な支援を行う。
キーワード 生涯にわたるケア、終末期看護、ホスピス、緩和ケア、QOL、家族ケア
教科書・参考書 眞嶋朋子監訳;実践的緩和ケア 看護は何をすべきか、エルゼアジャパン、2008.
新道幸恵訳;PBL判断力を高める主体的学習、医学書院、2001.
評価方法・基準 グループ発表、全体討議、課題レポートで評価する。課題レポートの評価:内容については、科目の到達目標に関する知識・理解の達成度で評価する。レポートの構成についての評価は、論理性、独創性等で評価する。
備考 具体的なスケジュールはガイダンス時に提示する。
また出席は単位取得の前提条件である。