オープンキャンパスの様子【前編】

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学部長挨拶・看護学部概要説明

看護学部長 中村 伸枝

中村 伸枝

本日はお暑い中お集まりいただきありがとうございます。

今ホームページなど色々なところから情報が取れるようになっていると思いますが、実際に大学に来てみていかがだったでしょうか。

また、校舎の中では普段こんな授業をしていますよとか、こんなふうに学んでますよということを、教員も在学生も皆さんのことをお待ちして説明しようと考えています。

そして今日は模擬講義も行います。実際の大学の授業はどのようなものなのかと思っていらっしゃる方もいると思います。ぜひ聞いてみて肌で感じて千葉大学看護学部ってこんなところかな、看護を学ぶということはこんなことかなということを感じていただければと思います。

看護学とは

看護専門職者(看護師、保健師、助産師)の実践活動に理論的根拠と体系を与え、人々が健康かつ安寧な生活を送ることができるように、一人ひとりを尊重する立場から支援する方法を追究する学問です。

実際に看護師や保健師、助産師という専門職者がいます。この3つの専門職者を育成する役割と、看護学を追究して構築していく、その2つの役割が看護学部にはあります。

看護の対象となるのは人となっています。遺伝子・細胞・臓器それから人、それは体も心も持った人。人間というのは集団で生活をする動物ですので、コミュニティーだったり世界だったり、色々な所で生活をしている。そういう人の心や体や生活自体を学問にするということは結構難しいことで、サイエンスでありながらアートな部分もあると言われています。

ですので、看護師になりたいというのもあると思いますけれども、皆さんにはぜひ、それぞれに思い描いた看護学を少し広い視点でみていただけると嬉しいです。

千葉大学看護学部の歴史・特色

昭和50年(1975年)に設置された、国立大学では唯一の看護学部です。

学部として独立しているということは教員や施設、色々なものが必要になります。

千葉大学看護学部は看護というものをきちんと構築していく、そして日本の看護学、世界も含めて看護を見ていくという使命を持った学部ということが言えます。

一回生の方が卒業するときに合わせて大学院の修士課程ができ、それから平成5年に博士課程ができました。平成14年には独立専攻修士課程という看護管理者を対象とした課程ができました。平成26年には5年一貫制博士課程である共同災害看護学専攻が設置されました。

このように多様な大学院、そして学部を持っており、現在、学部生は約350名、大学院生が160名。日本の中ではとても大きな規模の学部・大学院と言えます。

国家試験の受験資格については、保健師も看護師も全員が受験資格が可能なカリキュラムを作成しています。助産師は選択制になりますが、これらの受験資格が得られることは千葉大学看護学部の一つの特色になっております。

千葉大学看護学部は国立大学唯一の看護学部として誕生して以来創立42周年を迎えております。今年3月の時点で学部卒業生は3318名、修了生は1055名、全国の看護系大学の65%に卒業生・修了生が在職しています。つまりここの看護学部出身の方が全国の看護系大学の教員になっていくということが多く、そういう意味からも日本の看護教育を担っている学部であると言えます。

大学院では、学部を出たあと教育や研究をしていく方向に進んでいくこともありますし、看護管理者となっていくこともあります。また、それぞれの実践を深めて専門看護師としてキャリアパスを積んでいく方もいらっしゃいます。

そして看護というのは実践の科学ですので、研究すればそれが実践に活きていきます。また、その実践で問題になったことを集めて研究するという、その循環というものがとても大事です。そういうことで看護実践研究指導センターというものがあります。これは全国で一つの共同利用拠点になっており、最近できた専門職連携教育研究センターというものもあります。この専門職連携教育というのは世界でも認知されていて、これらをより発展させていくということで、教育・実践・研究が回っていくような体制が整っています。また、研究の方も社会のニーズに応える診療育の教育や研究を推進しています。例えばエンドオブライフケアや専門職連携もそうですが、新たなことにもチャレンジしているという特徴があります。

専門基礎領域というところで人の体の仕組み、病気の成り立ちなど、そしてどのような看護をして健康管理もしていくかなど、基礎系の領域があります。そして看護の理論もきちんと学んでいく基本理論や方法を学ぶ領域、実践になった時には、発達段階を反映したリプロダクティブヘルス、小児、成人、老人。そして場の特性に応じた精神、地域、訪問を一通り学んでいくということ。そして応用療育では看護管理、看護教育、ケア開発などの積み重ねをしながら学習していきます。

千葉大学看護学部の3つの目標

  • 目標1 常により高きものを目指すナース・サイエンティストの育成
  • 目標2 フロントランナーとしての知の「創出・統合・発信」
  • 目標3 個人、地域、日本、アジア、世界のそれぞれに力点をおいたパイオニアへ

色々なところに必要な看護があり、それぞれ課題があり、新しい看護は日々求められているのです。

教育理念

多様な人との連携、協働の中で看護専門職としての役割を明確に示しながら、現代社会の要請に積極的に応え、看護実践の向上ならびに看護学の発展に主体的に貢献できる人材を育成します。

協働していくというのは協働する相手への理解がとても大事ですが、その前に看護とは何をするのか、自分たちの立ち位置をはっきりさせることはとても大事なことです。社会は今ものすごく変化しています。その中で何が必要とされているかということを常に把握してください。

新しいものを作っていくことは、与えられたものを受けているだけではなく、そこからどうしていくか考えられることが大事です。基礎的には総合大学の環境の中で調和の取れた人間性を涵養していくこと、そして看護を提供するための基礎的な能力をつけていくことを教育理念としています。

カリキュラム

普遍教育というのは総合大学の中で看護学部だけではなく他の学部の人とも学んでいく中で、人としての教養教育、ベースを作っていくものです。

専門の基礎の部分、専門科目をつみ、最終的には実習をして自分の受け持つ患者さんの中でどんな看護が展開できるか考えたり、授業の中で感じた疑問を卒業研究という形で取り組むということで統合していきます。

入学から卒業までのプロセス

普遍教育のベースの部分は1年次・2年次、そして基礎系の科目が入っていき専門科目になっていく流れです。

実習の方は、初め基盤となる実習、在宅実習、そして色々な領域を回るコア実習、自分のやりたい領域を選択する統合実習、人によっては助産の実習を行います。

そして、新しいカリキュラムが今年から進んでおり、研究というものを重視していますので、1年の段階から研究について学び最終的に卒業研究、そして自由科目を取ったりということも含め学んでいきます。

特色ある授業

亥鼻IPEでは、医学部・薬学部・看護学部が一緒になり、全員必修の科目というところが千葉大学の非常に大きな売りとなっています。

関心のある学生だけではなく、医療の専門職として全員がこの科目を学んで、より良い患者中心の看護を考えていくことをベースにしていることがとても大事なところです。

卒業時の進路状況

就職する方と進学する方がおり、進学する方は今後研究に重点を置くことが増えてきます。3年次に編入生が入るので、現在トータル90人余りの卒業生がいるわけですけども、5%~10%が進学する方です。

就職する方では看護師として就職する方が80%です。助産師は5%、保健師は10%~15%くらい就職しています。保健師に関しましては看護師として就職した後、しばらくしてから保健師になる方もいらっしゃいます。

国家試験受験状況

国家試験の対策などは授業ではあまりしていませんので、学生さんたちが自主的に学んでいることをサポートしています。
毎年98%ほどの方が合格しております。

卒業後の進路

千葉大学看護学部は色々なキャリアを提供できます。

学部を卒業した後、大学院への進学を考えていただければ嬉しいと思っております。

千葉県では 看護師が不足している状況が続いており、生涯看護職者として働いていくこともとても意味のあることだと思っています。それに加えて千葉大学看護学部という使命を考えた時に、大学院に進学して色々な形で日本の看護を作っていくところに進んでいく人達というのが生まれるといいと思っております。千葉大学の卒業生というのは様々な場から期待され看護界のリーダーとして活躍しています。日本の看護、新しい学問である看護学を発展させたいと思う方はぜひ千葉大学看護学部にいらしてください。

入学試験に関する説明

入試担当 岡田 忍

看護学部入学者受入方針(アドミッションポリシー)

多様な人々との連携・協働の中で、看護実践の根拠や看護専門職としての役割を明確に示しながら社会の要請に積極的に応え、人類の健康・福祉に主体的に貢献できるナース・サイエンティストの養成を目指しています。

1.確かな学力

学ぶことの中に面白さを発見でき、柔軟な発想と論理的な思考の基礎となる学力を有している人。

2.豊かな感性・主体性

相手の立場を思いやることができ、様々な人々と協力し合いながら主体的に行動できる人。

3.高い志

岡田 忍

幅広い問題意識を持ち、人々の健康を支えるという側面から、看護の実践や研究に取り組みたいという意欲を持つ人。

過去3年間の入学試験実施状況

一般入試は平成27年度には定員41名でしたが平成28年度から49名に増やし、推薦入試は32名から24名に減らしました。

()内は男子を内数で示す。

1:一般入試(前期日程)
  志願者 合格者
平成29年度 150名(8) 53名(1)
平成28年度 168名(5) 53名(2)
平成27年度 107名(6) 45名(3)
2:推薦入試
  志願者 合格者
平成29年度 99名(1) 24名(0)
平成28年度 89名(4) 24名(1)
平成27年度 95名(1) 32名(0)
3:社会人入試
  志願者 合格者
平成29年度 32名(3) 8名(0)
平成28年度 41名(3) 7名(1)
平成27年度 56名(8) 8名(0)
4:3年次編入学
  志願者 合格者
平成29年度 19名(0) 2名(0)
平成28年度 22名(2) 5名(1)
平成27年度 48名(6) 11名(1)

平成29年度一般入試現役・既卒の割合

志願者150名のうち現役の方は116名、既卒の方は34名です。志願者の現役割合は77.3%です。合格者は53名のうち現役の方は43名、既卒の方は10名となります。合格者の現役割合は81.1%となり、既卒に比べて現役の合格者が多いです。

平成29年度一般入試合格者の試験結果

配点 1350点(センター450点+個別900点)
合格者 53名
最高点 1076点(79.7%)
最低点 830点(61.5%)
平均点 911点(67.5%)

まずは7割を目指して勉強していただければと思います。

平成30年度入学試験の概要

1:一般入試(前期日程のみ)

募集人員:49名
出願期間:平成30年1月22日~1月31日
試験日:2月25日・26日
合格発表:3月8日
試験科目:面接、理科、外国語、及び大学入試センター試験(5教科7科目)

2:推薦入試

募集人員:24名
出願期間:平成29年11月1日~6日
試験日:11月18日
選抜方法:小論文、面接(大学入試センター試験は免除)

3:社会人入試

募集人員:7名
出願期間:平成29年8月1日~4日
試験日:9月12日
選抜方法:小論文、英語、面接(大学入試センター試験は免除)

4:3年次編入学

募集人員:10名
出願期間:平成29年8月1日~4日
試験日:9月12日
選抜方法:学力検査「看護学」、小論文、英語、面接

平成30年度看護学部入学者選抜方法(前期日程)

(1)センター入試(5教科7科目 450点)

国語
地理歴史・公民から1科目
数学(数IA、数IIB)
理科(物理、化学、生物から2科目)
外国語(英語(リスニング含む)、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1科目)

(2)個別学力検査(900点)

面接 100点
理科(物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から2科目) 500点
外国語(コミュニケーション英語I・II・III) 300点

平成30年度入試から、以下が変更になりました。
1.平成30年度の入学者選抜(一般入試)より外国語検定試験成績を利用し個別学力検査の「外国語」得点に所定の点数を加点することができるようになりました。
2.推薦入試の推薦者数の制限を廃止しました。
3.平成30年度入試より選抜方法に英語が加わりました。
小論文、英語※面接及び出願調書
※英語については、TOEIC L&Rのスコアを用います。

過去問題の請求方法

推薦入試については昨年度分のみ公開となっております。高等学校を通して請求してください。

3年次編入学、社会人入試については事前に予約していただいての閲覧となります。

学生生活

1.学費等

入学金は282,000円、授業料は半期分で267,900円、年額535,800円です。なお、授業料等の改定が行われた場合には、改定時から新授業料が適用されます。それ以外に初年度は学生保健互助会費8,000円(4年分)、学生研究災害傷害保険料5,370円(4年分)、後援会費40,000円、同窓会費12,000円などを含めて年間883,170円となります。

2.授業料免除制度

経済的理由(学業優秀と認められる者)、学費負担者の死亡や災害などの場合に申請できます。ただし全てが許可されるものではありません。

3.奨学金制度

全学部生を対象にした日本学生支援機構奨学金もありますが、都道府県や市町村など医療系は多くの奨学金が用意されています。また、看護学部生を対象とした千葉大学医学部附属病院奨学金があり、3年次に毎月50,000円支給されますが、卒業後に勤務することが条件となります。

4.サークル・部活動

千葉大学には多くの部活動・サークルがあります。亥鼻キャンパスには体育系の部がたくさんあり、主に医学部・薬学部・看護学部の学生が属しています。西千葉キャンパスにも多くの部活動・サークルがあります。亥鼻・西千葉のどちらで活動するサークルへも、自由に入ることが出来ます。

看護学部には唯一の公認ダンスサークル「舞部」があります。
今年度から、亥鼻キャンパスのすべての部活動に、看護学部の教員も副顧問として加わるようになりました。

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