研究内容

老人看護に関する研究、慢性疾患看護に関する研究

ここでは、私たちの講座で卒研生や大学院生が行った研究テーマを紹介したいと思います。研究テーマは大きく老人看護に関するものと慢性疾患看護に関するものに分けられます。慢性疾患看護をテーマとしたものでは、糖尿病、神経内科疾患、腎疾患、心疾患、炎症性消化管疾患など、慢性的な経過をたどる疾患を有する患者への看護に関する研究がおこなわれています。以下は、当領域で行われた研究のタイトルの一部をご紹介します。

*詳しくは、千葉大学看護学部ホームページ 学位論文テーマのページをご覧ください。

教員の研究活動

当研究領域の教員が今年度行っている研究は以下の通りです。

文部科学省科学研究費補助金 基盤研究(B)

「高齢者の豊かな最晩年を創出する終生期ケア質指標の開発」
(平成24年度〜平成26年度、代表:正木治恵)

文部科学省科学研究費補助金 基盤研究(C)

「2型糖尿病患者の主体的な生活を支える連続性を基盤とした看護実践評価指標の開発」
(平成24年度〜平成26年度、代表:河井伸子)

文部科学省科学研究費補助金 基盤研究(C)

「日本における患者‐看護師間の対人援助関係の構築・促進・維持に関する看護技術の特徴」
(平成24年度〜平成26年度、代表:田所良之)

老人看護に関する研究テーマ(過去3年間)

[卒業研究]

  • 施設入所高齢者にとって「年を重ねながら生きる」とは
  • 入院中にせん妄を発症した患者とその家族への看護実践
    ―困難な中でどのように実践しているのか―
  • 治療のために安静が必要とされADLが低下した高齢者患者が、ADLの維持・回復のために力を発揮しようとする姿
  • 介護老人保健施設入居中の発語が少ない認知症高齢者と他者との交流
  • 高齢の親に対する遠距離介護プロセスの中での家族介護者の心情とその変化
  • 施設入所高齢者の誤嚥予防のための多職種連携の現状と課題
    ―介護老人保健施設の1施設の事例検討―
  • 病院に勤務する看護師が認知症患者の治療に関する意思をくみ取る実践について
  • 特別養護老人ホームの入居者が看護・介護職員に提供されたいサービスと看護・介護職員が入居者に提供したいサービスの共通点に関する研究
  • 長期間服薬自己管理を続ける高齢者の服薬状況 ―残薬とその理由―
  • 緩和ケア移行期におけるがん高齢者の意思決定支援に関わる副看護師長の困難と実践
  • ICU/CCUにおいて代理意思決定者を要する重症高齢患者への医師・看護師の終末期医療に関する考えとその相違

[修士論文]

  • 急性期治療を担う一般病棟で身体拘束状況下にある高齢患者にみられる持てる力
  • 患者―看護師関係における看護師の「外見」についての考察
  • 施設で暮らす認知症高齢者の「食べる」を支える家族の認識
  • 終末期を生きる慢性心不全高齢患者の意思決定
  • 認知症高齢者と生活を共にしている高齢配偶者の体験
  • 集中治療室における終末期高齢患者に対する看護師の関わりに関する研究
    ―治療の差し控えや中止の意思決定に焦点を当てて―
  • 一般病棟における看護師の感情に着目した認知症患者のとらえ方
  • 一般病棟における豊かな存在としての高齢者のあり様が内包された看護実践
  • ICU看護師が認識する終末期高齢患者の看護における倫理的問題

[博士論文]

  • 重度認知障害を有する高齢患者の“心地よさ”を中心概念とした個別ケア推進モデルの開発

慢性疾患看護に関する研究テーマ(過去3年間)

[卒業研究]

  • 境界型糖尿病と判断された人々の健康行動に対する内的変化
  • 糖尿病患者が長期間自己管理を継続していることにより抱く誇りについて
  • 老夫婦で暮らす透析患者の配偶者の透析導入時から抱いている心情
  • 成人期のクローン病患者が診断初期に抱える困難とその対処について
  • 病棟看護師が退院支援を必要とする患者と家族の意思決定支援を行う際の関わり
    ―患者・家族が可能性を発揮するための看護―
  • クローン病の患者を持つ家族の悩みと適応のプロセス
  • 急性期病棟におけるリハビリテーションを受けている高齢患者にかかわる病棟看護師が療法士との情報共有から日常のケアにつなげる意図
  • 回復期リハビリテーション病棟における脳血管疾患患者への看護師の認識と行動
    ―廃用症候群に焦点を当てて―
  • 急性期病院での入院・加療を経験した高齢重症筋無力症患者が自宅退院後に抱える日常生活上の困難
  • 老老介護状況にあるパーキンソン病患者の機能訓練に対する思い
  • 中年期女性重症筋無力症患者が確定診断前に受けていたストレスと当時のコーピングの内容及びそれらに対する現在の患者の意味づけ

[修士論文]

  • 診断後まもない2型糖尿病患者の教育入院の体験の意味づけ
  • 長期療養中の膠原病患者が希望を持って生きるありよう
  • 回復期リハビリテーション病棟の看護師による脳卒中患者への退院前訪問の退院支援における活用
  • 延命治療の選択を迫られる運動ニューロン疾患患者への病棟看護師の支援
  • パーキンソン病患者がバランスを取ろうとする様

[博士論文]

  • 看護師の手で触れることによる観察技術
  • がん治療を受けながら下降期を生きる人々の自己の回復に着目した看護援助モデルの開発
  • 糖尿病患者の生活全体のバランスの自己評価尺度の開発
  • 維持血液透析患者へのend -of - life care の概念に基づいた看護援助指針の開発
  • 糖尿病患者に対する身体の心地よさを活かした看護援助モデルの開発
  • 終末期慢性呼吸器疾患患者と看護師の「互いの了解を尊重した対人援助実践ガイド」の開発
  • 糖尿病を持つ成人期男性のセクシュアリティの看護ケアの質評価基準の開発
  • 脳卒中失語症患者と看護師とのあいだにあるcommunion(交感)の構造化