概要
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研究院長・学部長・研究科長挨拶

ご挨拶

諏訪さゆり

千葉大学看護学部・看護学研究科は、1975年に国立大学唯一の看護学部として設置されてから、40年以上の長い歴史と伝統を大切にしつつ、今も、そしてこれからも大きく変化していく社会の要請に応えるために、看護学の教育と研究にまい進しています。現在までに3,648名の看護学部卒業生と1,238名の看護学研究科修了生を輩出してきました。卒業生や修了生は、看護系大学の教育研究者や高度看護実践者、看護管理者として、社会に貢献しています。

看護学部では、学生の皆さんが総合大学のなかで人間性を深めると共に、看護専門職としての基礎を学び、「つねにより高きものを目指すナース・サイエンティスト」として成長していけるように、カリキュラムを構築し、見直しています。ナース・サイエンティストとは、複雑で困難な状況においても、科学的根拠をもとに考えながら行動できるナースであり、かつ実践の科学として看護学を構築し、他領域の専門職とも協働しながら看護学の立場で社会に貢献する人です。

看護学研究科は日本において最大規模であり、皆さんが教育研究者、高度看護実践者、看護管理者としてキャリアアップするために様々な学びの機会を提供しています。最大規模の看護学研究科で学ぶということは、かけがえのない仲間やネットワークが得られることも意味します。総合大学である千葉大学では、看護学以外の専門領域の大学院生とともに学び、ディスカッションする機会も得られ、看護学を深めるだけでなく、学際的に広く展開していくこともできます。

今日の日本や世界では、医療の進歩に伴う生命・医療倫理におけるジレンマや、貧困、紛争、感染爆発(パンデミック)などによる日常生活への脅威、人工知能AI(Artificial Intelligence)をはじめとするテクノロジーと人間との共存など、人々の生活に影響する多くの課題に直面しています。看護学の知と実践活動は、どのような国々・地域、社会においても、様々な課題の克服を人々とともに目指し、自律、安寧、健康を支え守り続けます。

主体的に学び、看護学を創造する高い志をもった皆さんと、共に学び合えること、高め合えることを楽しみにしています。

看護学研究院長・看護学部長・看護学研究科長
諏訪さゆりサイン

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