国立大学法人千葉大学看護学部2024
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 医療は複数の専門職の連携により提供される組織的サービスです。患者・サービス利用者中心の医療を実現するためには、医療専門職同士が連携しながら専門性を発揮する能力が不可欠です。千葉大学では、看護学部、医学部、薬学部と合同で、ともに学び合う亥鼻IPE(Interprofessional education:専門職連携教育)を行っています。2017年度からはSTEP1に工学部も加わりました。亥鼻IPEを通して、「コミュニケーション能力」、「倫理的感受性」、「問題解決能力」を育成し、さらに具体的な「専門職連携実践を行うための能力」を育成します。看護学部では、「連携協働実践Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ」の科目が亥鼻IPEの科目になります。 亥鼻IPEは、STEP1からSTEP4まで、学年積上げ型の学習プログラムです。4つのステップすべてが必修科目で、各ステップごとに設定したテーマに沿って学習を進めます。グループ学習を中心に、患者さんとのふれあい体験や病院・施設の見学実習など、体験学習を重視しています。専門職連携教育研究センターWEBサイトhttps://www.n.chiba-u.jp/iperc/検 索専門職連携教育研究センターSTEP1 「専門職としての態度の基礎として、患者・サービス利用者および他学部の学生とコミュニケーションできる能力」を身につけます。STEP2 「チームメンバーそれぞれの職種の役割・機能を把握し、効果的なチーム・ビルディングができる能力」を身につけます。STEP3 「患者・サービス利用者、医療専門職間の対立を理解し、問題解決ができる能力」を身につけます。STEP4 「患者・サービス利用者を全人的に評価し、患者・サービス利用者中心の専門職連携によって診療・ケア計画の立案ができる能力」を身につけます。 学部混成チームで患者さんを受け持ち実習します。(選択)(診療参加型IPE) 看護学研究院附属専門職連携教育研究センター(Interprofessional Education Research Center:IPERC)は、IPEの教育、実践及び研究を発展・進化させていくことを目的にしており、看護学部・医学部・薬学部・工学部と連携して、亥鼻IPEの企画運営を行っています。8専門職連携教育研究センター(通称IPERC)について亥鼻IPE:専門職連携教育(Interprofessional Education:IPE)1年生連携協働実践Ⅰ2年生連携協働実践Ⅱ2年生連携協働実践Ⅲ3年生連携協働実践Ⅳ4年生統合実習共有創造解決統合特色ある教育プログラムSpecial Programs

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