被災後のこころのケア(1)

|被災後のこころのケア|社会貢献|

この度の東北地方太平洋沖地震によって、津波や地震によりすべてを失った方たち、ご家族の消息がつかめない方たち、原発の恐怖にさられている方たちに心からお見舞い申し上げます。現地ではいまだ物資が届かず不自由な生活と寒さや余震のため眠れぬ夜を余儀なくされていると思いますが、何もできない自分をもどかしく思います。

皆様の中にも被災された方、ご家族やご親戚が被災された方、お友達が被災された方などがいらっしゃると思います。そして、被災された方たちの役に立ちたい、被災された方たちを精神的に支えたいなど、お考えかと思います。

被災された方たちの精神的なサポートをしたいと考えていらっしゃる皆様には、国立精神神経医療研究センター部長 金吉晴氏が書かれた被災後の『急性期のこころのケア』が参考になると思います。

ここでは、こころのケアにあたる際の基本的注意点をご紹介します。
◎被害にあった直後の方に、被災体験を聞いたりすると、PTSDを誘発することがあります。
◎被害後の不安、恐怖、悲しみなどは自然な感情であることが多く、ほとんどの人は、時間はかかりますが、時とともにご自分の力で苦悩やつらさを乗り越えられます。被災後のつらいお気持ちは基本的には「治す」ものではなく、「支え合う」ものと考えられています。
◎被害後間もない時期には、生活に関する現実問題の相談に乗りながら、ご本人のかたわらで気持ちをくみ取って差し上げるような関係作りが求められます。

なお、日本精神衛生学会により心のケアを行う電話相談(フリーダイヤル)が下記のとおり開始されます。ご自身が被災された方は、被災に伴う悩みや問題があれば相談してください。また、被災者をご存知の方は、被災された方に教えてあげてください。

精神看護学教育研究分野 岩崎弥生

東北地方太平洋沖地震対応 心の相談緊急電話開設のお知らせ

心の相談緊急電話

0120-111-916(フリーダイヤル)

相談内容

◎被災者の方々の、被災に伴う精神的な悩み・問題に関すること
◎支援活動に関係する方々の精神的なサポートに関すること
◎PTSD防止に関する啓発的支援
◎原発損壊に伴う各種不安に対する啓発的支援

開設日時

3月19日(土)~4月23日(土)の毎日
午後1時~午後10時
(推移により延長することもあります)

担当者

臨床心理士、保健師・精神保健福祉士、精神科医師等
主催団体  日本精神衛生学会、日本臨床心理士会、東京臨床心理士会、日本電話相談学会
協賛団体 (財)日本生産性本部メンタルヘルス研究所
担当事務局 日本精神衛生学会事務局

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