2014年度

|公開講座|社会貢献|

平成26年度 看護学部公開講座

平成26年は下記のテーマで10月26日に行われました。
一般市民対象講座の受講者は44名・専門職対象講座の受講者は32名でした。

公開講座の風景1 公開講座の風景2 公開講座の風景3

身近な暮らしから世界に広がる看護学の貢献
-災害における看護のはたらき-(一般向け講座)

日時

平成26年10月26日(日) 10:00~11:30

場所

千葉大学看護学部 講義・実習室 (亥鼻キャンパス内)

所在地

千葉市中央区亥鼻1-8-1

主催

千葉大学看護学部

後援

千葉県 千葉市 千葉県看護協会

プログラム

時間 講義内容等 講師等
9:30~10:00 受付  
10:00~10:05 開講の挨拶 看護学研究科長
宮﨑美砂子
10:05~11:20 身近な暮らしから世界に広がる看護学の貢献
-災害における看護のはたらき-
看護学研究科
地域看護学教育研究分野
助教 時田 礼子

災害看護学教育分野
特任講師 駒形 朋子

11:20~11:30 質疑応答・まとめ  
11:30 閉講の挨拶 看護学研究科
広報渉外委員会
委員長 和住 淑子

対象

看護に関心をもっている高校生と保護者・一般市民
定員100名
※定員を超えた場合、お断わりする場合があります。

受講料

無料

講義概要

平成23年3月11日に起きた東日本大震災により、東北を中心として、各地で甚大な被害に見舞われました。千葉大学大学院看護学研究科では、3月14日に研究科内に派遣本部を設置し、3月16日~22日の間、被害の甚大であった隣県に、看護師・保健師の資格を持つ教員合計7名を二期にわたり派遣しました。災害における看護のはたらきかけとして大切なことは、災害による生命や健康生活への被害が最小限となるよう、人々の健康の維持・増進・健康被害の予防の観点から支援することだということを念頭に置き、私はその派遣者の一人として支援活動を行いました。

本講座では、その派遣者としての避難所における支援の実際をお伝えするだけでなく、「なぜ、それが看護なのか?」という看護の視点もお伝えしたいと考えています。そして看護の魅力や看護の可能性について、皆様と一緒に考えたいと思います。

看護学研究科 地域看護学教育研究分野 助教 時田礼子


地震、津波、水害といった自然現象としての災害は、大きさの違いはあれ世界のどこで発生しても同じ姿をしています。しかし、災害が人々の暮らしに及ぼす影響という意味での「災害の姿」は、実にさまざまで、複雑です。災害の姿は、地形、気候、社会情勢、宗教や食習慣、日常生活のさまざまの習慣を含む文化的背景などが複雑に影響しあい、被災した人々の困難も多種多様です。災害が発生したのはどのような場所で、どのような人々が暮らしているのか、何が起こる可能性があるのかを理解し、状況に合った支援が求められます。このような対象の背景を理解することが看護では大変重要です。今回は、2004年にスマトラ沖地震津波の被害を受けたスリランカ東側の沿岸地域での調査を事例に、日本とは異なる災害の姿、その背景について看護の視点からお話ししたいと考えています。

看護学研究科 災害看護学教育分野 特任講師 駒形朋子

今こそ、災害に備えた看護の力の発揮
~過去から学び未来に備える~ (専門職向け講座)

日時

平成26年10月26日(日) 13:30~15:30

場所

千葉大学看護学部 講義・実習室 (亥鼻キャンパス内)

所在地

千葉市中央区亥鼻1-8-1

主催

千葉大学看護学部

後援

千葉県 千葉市 千葉県看護協会

プログラム

時間 講義内容等
13:00~13:30 受付
13:30~13:35 開講の挨拶             看護学研究科長 宮﨑美砂子
13:35~15:00 今こそ、災害に備えた看護の力の発揮~過去から学び未来に備える~
《パネリスト》
 千葉市美浜区役所保健福祉センター健康課   福田 峰子 課長
 日本腎不全看護学会  内田 明子 理事長(聖隷横浜病院総看護部長)
 ときわ会 常盤病院  佐藤 裕子 看護師長
《司  会》
 看護学研究科附属看護実践研究指導センター 准教授 黒田久美子
15:00~15:30 質疑応答・まとめ
15:30 閉講の挨拶      看護学研究科 広報渉外委員長 和住 淑子

対象

看護職、介護職、そのほか医療・介護従事者(100名)
※定員を超えた場合、お断わりする場合があります。

受講料

2,000円(受講内定通知書をお送りする際、振込用紙を同封しますので、事前にお支払い願います。なお、一度納入された受講料は返還できませんので、予めご了承ください。)

講義概要

千葉大学は、高知県立大学、兵庫県立大学、東京医科歯科大学、日本赤十字看護大学と共同で、「災害看護グローバルリーダー養成プログラム」を立ち上げました。それを受け、我が国初の国公私立5大学共同教育課程がつくられ、平成26年4月より、千葉大学大学院看護学研究科5年一貫博士課程災害看護学専攻に大学院生を迎えたところです。そこで、平成26年度公開講座では、昨年度に引き続き、災害看護をテーマに企画いたしました。

東日本大震災から3年が経ち、また多様な災害が次々と国内外で発生しています。阪神淡路大震災以降、防災や発災時の体制整備が格段にすすみ、知識やノウハウは蓄積されつつあります。また、学術団体からは、各専門領域における経験や研究成果が発信されています。東日本大震災時にはその有用性が確認される一方、実際には活用されていなかった実態もありました。災害に備えるためには、「人が生活する」という視点が不可欠であり、災害弱者も含めた体制整備が必要です。看護の力の発揮が期待されると言えます。

そこで、本公開講座では、「今こそ、災害に備えた看護の力の発揮-過去から学び未来に備える-」をテーマにしました。これまでの貴重な経験や蓄積された知識が必要時に活用されることを焦点にして、災害に備えた看護の力の発揮について、3名のパネラーからお話しを伺います。

福田峰子氏からは、保健福祉センター健康課課長であり、行政保健師のお立場から、地域防災体制づくりの現状と課題についてお話しいただきます。内田明子氏からは、知識や経験を発信する学術団体の代表のお立場から、看護系学会による災害対応ガイドラインの作成と普及についてお話しいただきます。佐藤裕子氏からは、東日本大震災の際に透析を受けている方々と避難したご経験をふまえて、災害時に病院看護師が直面する事態についてお話しいただきます。

お集まりの皆様との活発なディスカッションを期待しております。

看護学研究科附属看護実践研究指導センター 准教授 黒田久美子