卒業後も続く確実なキャリア発展

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卒業生はどこで何をしているか?

千葉大学看護学部は30年以上に亘る歴史のなかで、日本全国から入学者を迎え、全国各地に卒業生を送り出してきました。北は北海道から南は沖縄まで、47都道府県どこに行っても必ず看護学部の卒業生がいます。もしかしたら、あなたの住む町にも看護師、助産師、保健師、教員・研究者として活躍している千葉大学看護学部の卒業生がいるかもしれません。さらに、活躍の場を海外に求めて日本を飛び出していく卒業生も大勢います。今や千葉大学看護学卒業生のネットワークは日本全国から世界へと広がっています。

最近の卒業時の進路状況の動向をみてみると、看護師として就職する人は全体の約70%と一番多く、そのうち千葉県内の病院に就職した方が30~50%、東京都内の病院に就職した方が20~40%を占めています。また、保健師、助産師として就職した方が、それぞれ約10%です。さらに、大学院などに進学する方が約10%となっています。このような卒業生の動向は、入学時に入会をお願いしている同窓会の事業を通じて把握されています。

大学院って何をするところ?

千葉大学大学院看護学研究科において、博士前期課程(2年間)、修士課程(3年間)、博士後期課程(3年間)が設置されています。30年近い歴史のなかで沢山の修士号・博士号を取得した修了生を輩出してきました。
看護学の新しい知識を作り上げるところが大学院です。大学を卒業した後も継続して看護学を学びたいと思ったら、看護職として働いていて行き詰まったら、看護を行っていてどうしてなんだろうと疑問が湧いたら、そして、ここを深く追求したい、という気持ちが起こったら、大学院に進学してその疑問や問題を探究するという選択肢があります。大学院で自主的に学びを深め、研究を行うことで得るものは、看護職としてその先どの道に進むにしても活かされ、そして更には看護学の発展へとつながるのです。

看護専門職者である看護師・保健師・助産師として

看護学部の卒業生は、全国各地の医療機関や保健所、企業の健康管理室など様々な場で活躍しています。臨床の場で、看護専門職者としての経験を積みながら、日々、知識と技術を向上させていますが、臨床現場で悩んだ時ふと思いだすのは看護学部の存在です。自分が悩んでいることについてもっと深く知りたいと思った時に、専門書がたくさん揃う大学図書館を活用したり、看護学部の教員が定期的に開催する勉強会に参加したりして、知識や技術を深めることができます。また、直接看護学部に来られなくても、文献を調べると看護学部の教員や同期生が看護に関する教科書や研究論文を書いていたりして、懐かしい出会いがあります。これらは、千葉大学看護学部ならではの特徴です。
卒業後も看護学部で学んだことを活かし、そして、看護学部とのつながりを感じながら、看護師・保健師・助産師として、よりよい医療の発展に貢献しています。

自分が卒後学部のよさを再認識したことは、著名な教員に教えてもらっていたんだと実感できたときです。看護学部の授業はいわゆる教科書をほとんど使わず、教員がさまざまな資料を作り、毎年工夫を凝らしているので(DVDを作成してしまう先生もいます!!)、気づかなかったのですが、教科書に看護学部教員の名前が掲載されていると、素直にすごいなと思いました。これは、今の学生もそんな風に思うようです、文献を調べていたら、「○○先生が書いている文をみつけて、先生って偉いんだな?!と思った」と話す学生が多いです。学生にとって身近なのは、研究論文が掲載される学術誌よりは、どんな書籍や雑誌であっても、看護実践について書かれていたり、教科書の方が格上?のようでした。

専門看護師として

学部卒業後のキャリアアップの道の一つに、専門看護師があります。専門看護師は、看護の中の、特定の分野における専門的な知識、技術を活用し、患者様やご家族のよりよい健康に貢献する役割を担う人々です。他の看護師や他の職種(医師も含みます)が患者のケアについて困ったときに相談に乗ったり、新しい情報や知識を提供したり、非常に困難な状況におかれている患者さんのケアを実際に行ったりします。

専門看護師になるには、保健師/助産師/看護師として実務を積んだ後、専門看護師教育課程の認定を受けている看護系大学院でカリキュラムを修了し、さらに実務を重ねた後に、日本看護協会で行われる資格認定審査に合格しなければなりません。千葉大学大学院は、がん看護、老人看護、小児看護、母性看護、精神看護の各領域で、この専門看護師教育課程の認定を受けており、専門看護師に認定された修了生は、様々な場で幅広く活躍しています。

「看護管理者」って何?

「看護管理者」は、会社で言えば、社長や部長、あるいは課長にあたります。看護管理者は、多くの看護職が良いケアを提供できるための『環境づくり、システムづくり、人づくり』のリーダーです。リーダーには決定権や責任があるので、看護管理者は看護の部門の『えらい人』なのです。素敵な看護管理者に共通しているのは、人や社会への貢献ができる看護の可能性を信じて、多くの看護師と一緒に頑張ることが出来る『看護への熱いハート』、『確かな知識』、『広い視野やネットワーク』をもっていることです。

看護管理者へのキャリア形成と発展

看護管理者になるには、看護師や保健師、助産師として経験を積んだ後、所属する施設内の昇進試験や推薦を受けてなる方が多いです。大学生時代にも看護管理の講義はありますが、実際に看護管理者としてキャリアを積みながら、研修や自己学習で学習を重ねて看護管理者としてステップアップしていきます。千葉大学大学院看護学研究科には、現職の看護管理者の方を対象とした「看護システム管理学専攻」という大学院修士課程があり、看護管理者のキャリア発展のための学習の場となっています。看護のリーダーになってもどってきてください。

大学教員・研究者として

看護学部のメリットは、なんと言っても大学院(修士・博士)が整備され、看護師・保健師・助産師として看護を実践するだけでなく、その後に大学教員や研究者になる道が開かれているところでしょう。大学教員は、主に教育・研究の2つの仕事をしています。看護職の後輩を育てる教育の仕事は、看護に対する熱意と柔軟な発想と論理能力を要求される大変やりがいのあるものです。また、複雑で高度化した現場において看護職が力を発揮し続けるために、研究は不可欠な活動です。自身の発見した知見によってよりよい看護の実現に貢献できることは、研究者として何よりの喜びです。看護学部には、ティーチング・アシスタント制度など、大学院生が学部生の教育に携わり教育者としての素養も身に付けながら研究者として自立するのを支援するしくみも整備されており、大学教員・研究者として卒後も続く確実なキャリア形成を支援する体制が整っています。