国立大学法人千葉大学看護学部2025
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From Teachersへの感受性を高め、理解を深めることが求められています。 私は現在、高齢者の緩和・エンドオブライフケアの質向上や、ケア人材への教育に関する研究に取り組んでいます。留学や教員生活を通して出会った国籍や背景も異なる仲間と、人々が最期の時まで人生の質を保つことができるよう、ローカルそしてグローバルに寄与できる看護のエビデンスを蓄積するという目標を共有しながら研究に取り組むことにやりがいを感じています。 千葉大学看護学部には、グローバルに活躍する看護人材の育成を目指し、語学はもちろん世界の動向をふまえた未来志向の看護を学ぶことのできる環境があります。地球のどこであろうと、誰と働いていようと、看護職としてのぶれないプライドと専門性をもち活躍すべく、千葉大学で学んだ多くの仲間が世界に羽ばたいていくことを楽しみにしています。高度実践看護学講座 高度実践看護学講座 教授 富岡 晶子先生教授 富岡 晶子先生 私たちが暮らす社会は日々変化し、人々の価値は多様化しています。一人ひとりがその人らしく、より健康的に生活していくことを支えるためにはどのようなことが必要でしょうか。その答えは一つではありません。その人を深く理解し、尊重し、ケアを創造していくことが必要です。千葉大学看護学部では、そのような看護を探求することができます。 私は小児看護学を専門にしています。子どもは日々成長し、やがて大人になっていきます。ダイナミックに変化する過程にある子どもとの関わりでは、子どもの力としなやかさに勇気づけられたり、さまざまな困難を抱えた子どものケアに悩んだりすることも多くあります。 千葉大学看護学部は、私が学生として学んでいたときも、臨床で看護師として働いていたときも、そして教員として働いている現在も、看護について語り、支え合える仲間と共に、新しいことに挑戦することができる環境です。このような環境に身を置くことは必ず自分の成長につながるはずです。自分自身の可能性を広げ、より良い看護を一緒に探求していきましょう。地域創成看護学講座 地域創成看護学講座 准教授 飯田 貴映子先生准教授 飯田 貴映子先生 世界がより近くなり、国際化が加速するなか、ケアの担い手と受け手ともに多様化が進んでいます。あらゆる看護の場においても多様な文化的背景をもつ人々健康増進看護学講座健康増進看護学講座教授 大内 基司先生教授 大内 基司先生人はそれぞれ違う考えを持ち、患っている病気が異なります。職域として考えると、看護職は対“ヒト”となる患者さんへの対応だけでなく、抽象的には医療そのもの、医療チーム・医療人を支えていると感じます。また、患者さんがどのように暮らしていくのかを想像する力は、看護学を学んだ方々が非常に長けており、特徴の一つだと思います。最近は、チーム医療というワードを耳にします。業務内容、場面やタイミングごとで、そのリーダーを担う方は変わります。チームの一員として、また時にリーダーとして活躍できる医療人を目指してください。 大学生になった後、様々な選択をしていくことになります。その面からも、主体的に学ぶことが重要であり、真摯にその姿勢を取るのは意義深いことだと思います。本学看護学部は50年近い歴史を有しています。卒業生の方々と同様に、看護学における国内外のフロントランナーとして活躍するのを楽しみにし、その第一歩となるのをお待ちしています。学生の皆様が自分のやりたいことをやれるよう、ぜひ本学で底力をつけてください。高度実践看護学講座 高度実践看護学講座 助教 佐伯 昌俊先生助教 佐伯 昌俊先生 この数年で世界が急速に変化した中で、看護の役割と重要性がより一層認識されました。看護は病院だけでなく地域に暮らす様々な人々に提供されています。千葉大学看護学部には様々な領域における専門家が所属しており、看護学を学び創造するための環境が整っています。 私自身は5年間の臨床経験を経て大学院に進学した後、2021年4月に千葉大学の助教に着任しました。現在は、大学院生を対象とした特定看護学プログラムを担当しながら、学部生の演習や実習、卒業研究等に携わってます。研究では、看護職の役割をいかに拡大していくか、そして看護職や医師などの医療従事者間のタスク・シフト/シェアをどのように推進していくかを考えています。 世界の変化に適応し、看護の分野でリーダーシップを発揮するためには、継続的な学びと柔軟性が求められます。千葉大学看護学部は、学生一人ひとりの成長を重視し、看護の分野でのリーダーシップを発揮できる人材の育成に取り組んでいます。ぜひ、私たちと共に看護学を創造していきましょう。13教員からのメッセージ

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