ユニフォームプロジェクト

ユニフォームプロジェクト発足の経緯

今まで千葉大看護学部では、実習用ユニフォームについて毎年1年生がその学年のユニフォームを検討しており、看護学部として統一されたユニフォームがなかったという経緯がありました。毎年、カタログからナース服を選択するという楽しみもある一方で、学年全体で意見をまとめなければならないなど負担に感じるという声もあがっていました。また統一されたユニフォームがあれば、購入にかかる金銭的負担も軽減できるのではないかという声もありました。

そこでこの機会に、学生主体で魅力的なオリジナルユニフォームを作成しよう!というユニフォームプロジェクトを立ち上げることになりました。


オリジナルユニフォーム完成までの道のり

2009年8月初旬 ナガイレーベン株式会社に協力依頼

プロジェクトがスタートしてから、オリジナルユニフォームの制作協力が得られそうな企業に打診するもなかなか見つからないという状況が続きました。そんな中、白衣を専門に取り扱っているナガイレーベン(株)さんに打診したところ、看護学部オリジナルユニフォームの作成の趣旨に賛同してくださり、協力の快諾を得ることができました。ナガイレーベンさんは、これまでも複数の看護系大学のオリジナルユニフォームを制作している実績もあるため、何もわからないところからのスタートだったユニフォームプロジェクトも強力なサポートを得て、いよいよ活動に勢いがついてきました。


2009年8月下旬 第1回打ち合わせ

ナガイレーベン(株)担当の小川さんが大学に来て下さり、プロジェクトメンバーとオリジナルユニフォームの作成にあたり、これから検討すべきことや今後の予定について、色々話合いを行いました。

年間計画や、オリジナリィを出せるポイントはどこか?など、確認することができました。また、これから具体的に考えていく中で、実際に試着してはどうかということになり、9月1にナガイレーベン本社にメンバーで出向くことになりました。


2009年9月 ナガイレーベン会社訪問

ナガイレーベン(株)にて記念撮影!

ナガイレーベン訪問(2009.9.1)
それぞれお気に入りのユニフォームサンプルを着用して、ナガレーベンの豊山課長さん、小川さんと一緒に記念撮影!

多くのユニフォームを見せて頂き、実際に何着も試着させてもらうことができました。

実際に着てみると、生地による着日心地のよさ、動きやすさ、デザインの工夫点、使い勝手のよさなどがよくわかりました。特にメンバーの1〜2年生は、まだ実習に出た経験も少なかったため、ナース服のイメージがよりわかりやすくなった様子でした。

またオリジナルユニフォームの色の候補は、歴代のブルーに決まりましたが、ブルーの色合いにひとつとっても雰囲気が全く違うことに驚きました。

ここでは、ひとまず候補として7〜8パターンに絞ることにしました。また千葉大看護学部のオリナリティを出すためにデザイナーさんと一緒に相談していくこととなりました。


2009年9月中旬 パターンの再検討と展示会の企画

ユニフォームパターン

ユニフォームパターンを絞りました!(2009.9)

大学に戻ってから、あらためて7〜8パターンの候補を吟味し、検討しやすいように最終的に3〜4パターンに絞ることにしました。また看護学部オリジナルの刺繍を試作してもらうことになりました。

ここまでは、プロジェクトメンバー中心に行ってきましたが、全学年および教員にデザインの希望や考慮した方が良い点など意見を伺うためのアンケートを実施してはどうかと話合い、ユニフォームの試作品の展示会とアンケートを企画することになりました。実際にユニフォームの候補パターンを試着ができるように展示することになりました。


2009年10月 ユニフォーム展示会・アンケート実施

10月には、看護学部内のセミナー室をお借りして、ユニフォーム試作品の展示とアンケートを実施しました。アンケートでは、「オリジナルユニフォームを作成するにあたって考慮すべき点」「気に入ったデザイン」などの意見を伺いました。展示会場では、オリジナルユニフォーム試作品のそれぞれの特徴(「動きやすい」「アイロンがけ不要」など)を、わかりやすく伝わるように工夫して展示を行いました。

忙しい中にも関わらず、多くの学生や教員の方々からアンケート協力が得られ、貴重な意見がたくさん集まりました。

展示会の準備中!

展示会の準備中!(2009.10)

展示会用撮影準備、終了〜!

展示会用撮影準備、終了〜!(2009.10)


ユニフォームプロジェクトメンバーからのメッセージ

佐藤賀子(看護学研究科 元教員)

ユニフォームパターン

手探りで始まったオリジナルユニフォーム作成でした。

学部学生や教員のみんなで、「千葉大学看護学部らしさって何だろう?」「どのようなユニフォームにしたら千葉大学看護学部らしさを表現できるかな?」と自由に意見を出し合い、話し合いを重ねてきました。

学部学生が望むユニフォームはどのようなものだろう?と、学生にアンケートを実施したり、ユニフォーム作成を一緒に行っていただいた、ナガイレーベン社を訪問させていただいて、多くのユニフォームを試着させてもらって、生地やデザインによって動きやすさが異なること、一口にブルーといってもさまざまな色合いがあり、雰囲気が異なることを実感して、生地やデザインを選んでいきました。

ユニフォームを絞り込んでいく段階では、学部の全学生と教員に展示会とアンケートを実施し、実際に、ユニフォームを着用して実習を重ねている3年生、4年生、教員から、機能面でのアドバイスを多くいただき、デザインに活かしていきました。

最終的に、ブルー地に細い紺ラインを効かせてぴりっとひきしめ、そこに看護学部のロゴマークを朱色と金色で入れることで、コントラストがはっきりと仕上がったユニフォームとなりました。これからユニフォームを着用する新2年生から、ユニフォーム着用が楽しみという声も多くもらっています。

このプロジェクトを振り返ってみると、オリジナルユニフォームが完成した喜びはもちろんですが、学部学生、教員、それぞれが千葉大学看護学部への思い入れを持ち、自由に話し合うプロセスがあり、その中で、千葉大学看護学部の魅力を改めて共有し、外部にも発信していこうという思いが共有されていったと感じています。

学部学生と教員とが自由に話し合い、決めていく、そういったことができる風土があること、プロセスを大切に積み重ねていくことが千葉大学看護学部の魅力なのではないかと感じています。


小川達也(株式会社ナガイレーベン)

この度、伝統ある貴校のユニフォーム作成に携わることができ、大変光栄に感じております。

デザイン選考の際、夏の暑い時期に、弊社へ足をお運び頂いたことにつきましては上司ともども大変喜んでおりました。お互いに試行錯誤の末、デザイン決定を迎えた際の感激は今でも忘れません。また、至らない点も多々あったかと思いますが、この貴重な経験を糧に、一層努力していく次第でございます。誠にありがとうございました。

皆様のますますのご活躍をお祈り申し上げます。

このページの上部へ

  • 「Bプロ」ウェブサイトトップへ戻る
  • ユニフォームプロジェクト
  • つなぐ名刺フォーマットプロジェクト
  • 医学部附属病院就職者との連携プロジェクト
  • ホームページ作成プロジェクト