千葉大学看護学部創立40周年テーマ
「進化し続けるフロントランナー　−看護学の未来を創る−」

　2015年、千葉大学看護学部は創立40年を迎えます。千葉大学看護学部は1975年に設置されて以来、40年にわたり国立大学唯一の独立した看護学部として、常に看護学の新領域の研究及び先進的教育プログラム開発に取り組み、日本の看護学を牽引してきました。卒業生数は、今や3,000名 にのぼり、その多くが、千葉大学で学んだ看護学を基盤に、教育者・研究者・実践の場の指導者や看護管理者として活躍し続けています。

　振り返りますと、1995年、20周年を迎えた頃は、千葉大学看護学部は文字通り成人として独り立ちを迎えた時期であったといえるでしょう。博士後期課程の設置、創造性豊かで柔軟に対応できる人材育成のためのカリキュラム編成など、まさに、創立時に蒔いた種が、先人たちによって丹精込めて育てられ、花開こうとする時期でした。

　2005年、30周年記念行事のテーマは「歴史と相互交流」でした。この時期、我が国の看護系大学は100を超え、千葉大学看護学部は「伝統校」と呼ばれるようになりました。看護学研究科に看護システム管理学専攻が設置され、COEの採択や専門看護師教育課程の認定等々、歴史を紡いできた伝統校に相応しい成果が次々に実を結んだ時期でした。

　そして、40年目を迎えた今、私たちは、看護学を切り拓いてきた伝統に誇りと責任をもち、今後も看護学の学術的発展を先導するフロントランナーとして、創造的な教育研究活動と社会貢献を使命とすることを誓い、40周年記念事業のテーマを「進化し続けるフロントランナー―看護学の未来を創る―」としました。

平成27年2月
千葉大学大学院看護学研究科　研究科長　宮�� 美砂子
千葉大学看護学部・看護学研究科同窓会　会長　岡田忍

広報渉外委員長のメッセージ
「同窓会では、看護学研究科と合同で、記念集会や記念誌の発行を企画しています。記念集会は下記の通り実施する予定です。新しくなった看護学部の校舎などをめぐる企画も計画中です。この機会に、懐かしい母校を訪ねてみてはいかがでしょうか。たくさんの同窓生の皆様とお会いできるのを楽しみにしております。」