前同窓会会長 岡田 忍(3期)
2024年3月で千葉大学を定年退職するにあたり、同じ3期の森恵美さんに会長をお願いし、引き受けていただきました。2025年は看護学部創立50周年に当たり、様々な行事が予定されている中、適任者に引き継ぐことができました。
2000年(平成12年)10月に母校である千葉大学看護学部に着任して以来、同窓会活動に加わるようになり、2007年度に2期の中村伸枝さんから会長を引き継いでから16年もの間会長を務めることができたのは、任期中に役員を務めでくださった多くの同窓生のご協力あってのことと、この場を借りて深く感謝を申し上げます。
同窓会活動に関わるようになって感じたのは、昭和55(1980)年度に1期生の卒業を期に誕生した同窓会の活動が継続されてきたことの価値でした。他大学で、同窓会がなくなったといった話を耳にしますが、現在の同窓会があるのは、多くの同窓生が無償でこの活動を支えてきたからに他なりません。入会率が下がった時期もありましたが、卒業前の勧誘を入学手続き時に変更することで、今ではほとんどの卒業生が入会してくれるようになりました。入学時のお祝い、同窓会企画の案内、学術集会等の参加費助成など準会員である学部生が同窓会を身近な存在として感じてもらえるような取り組みも定着してきました。研究科の修了生にも入会していただき、同窓会の名称も千葉大学看護学部同窓会から千葉大学看護学部・看護学研究科同窓会に変更されました。一番うれしいのは、Web会議システムの導入によって、学外の同窓生が同窓会活動に参加しやすくなり、各委員会にも30期台、40期台といった若い期の同窓生が加わって、同窓会の活動を引き継いでいく流れができたことです。
社会や看護学部・看護学研究科を取り巻く状況の変化に合わせて柔軟に変化しながら、これからも同窓会活動が継続し、卒業生・修了生をつなげる役割を果たしていくことを心より願っております。