千葉大学看護学部は、2009年4月に底力宣言を発信しました。

「つなぐ!」をコンセプトとして、

  • 実践と知識を「つなぐ」
  • 学生と教員を「つなぐ」
  • 看護学部と卒業生を「つなぐ」
  • 看護学部と他学部を「つなぐ」
  • 基礎教育と臨床現場を「つなぐ」
  • 研究者を世界に「つなぐ」
  • 看護と社会を「つなぐ」

ことによって、それぞれの絆を強め、礎を強固にし、千葉の千の力を活かしていくことを目指します。具体的には次の3つの目標を掲げます。

3つの目標

目標1 つねにより高きものを目指すナース・サイエンスティストの育成
これから育成する人材は、「果敢に挑戦し社会を変革できるナース・サイエンティスト」である。これは、看護学の「基礎」と「実践」をつないで「知」を導き出すことができ、さらに実践現場での活用へとつなぐことのできる人材である。研究マインドを持ちながら、高い実践能力を備え、社会を変革できる人材を育成する。

目標2 フロントランナーとしての知の「創出・統合・発信」
千葉大学看護学部はこれまで、フロントランナーとして、質の高い数多くの看護学の知を創出してきた。
今後はそれらを「統合」「発信」する。これからの発信は、単なる研究成果の公表ではなく、人々の暮らしに直結したものであり、人々が質の高いケアを直ちに享受できることを実現するものである。そのためのシステムづくりも含む。

目標3 個人、地域、日本、アジア、世界のそれぞれに力点をおいたパイオニアへ
千葉大学看護学部はこれまで日本の看護学を先導してきた。これからは、グローナカル・ユニバーシティーの一学部として、地球、国民・民族・国家、個人や地域の独自性と多様性を尊重し、「巨視と微視」的視点を持ち、新しい価値を生み出す人材および拠点づくりを行うとともに、またそれぞれをつなぐ役割も担いつつ貢献する。