留学生からひとこと

周さん

千葉との縁は野口先生との初対面時から始まります。先生の笑顔に魅了され、勉強の意欲が引き出されました。主体的学習の雰囲気は自由に発揮する余裕を与えてくれ、勉強の楽しみを体験することができました。週末には女性センターや青葉の森に通って、自然と文字を通して心を潤し、気性を陶冶することができ、千葉県リハビリセンターでの実習、正木先生の気迫と知恵も勉強になりました。

私が住んでいた葛城は超便利で、夏にはアイスクリーム、冬には焼き芋の呼び売り声が聞えます。コタツを囲んでしゃぶしゃぶも味わいます。学校の食堂や近くの店も気楽に利用できます。味噌ラーメンとエビバーガーは私の大好物です。京成駅前の百円ショップは心地よい家づくりに役立ちます。千葉は私にとって最適な所です。5年間の留学生活は大切な体験で、先生や同窓、大家さん及び隣人から多くの知見や思いやりを頂き、視野を広げると共に楽観的な態度にもたらし、心から看護が好きになりました。千葉を私の二番目の故郷だと思います。母校が更に発展し、教え子が世界中に満ちていくように心からお祈り申し上げます。

中国語訳

張平平さん(平成17年度博士後期課程修了):
埼玉県立大学保健医療福祉学部看護学科老年看護学領域・准教授

私は中国内蒙古自治区からまいりました。2003年4月に老年看護学の勉強のため、本研究分野の博士後期課程に入りました。3年間の光陰はあっという間に去ってしまいましたが、貴重な3年間での収穫は生涯の財産となりました。

まず、一生忘れられないのは本研究分野の温かい学習環境です。本研究分野には留学生をはじめ、個々の学生を大事に温かく育てる環境が整っているため、私も安心して楽しく勉強に励むことができました。そして、一生享受できるのは看護研究の礎が強固に築かれたことです。3年間の授業や演習、ゼミ、先生方の定期的な指導及び院生間の活発なディスカッション、国内外の看護学会への参加と発表等を通して、研究課題が洗練され、自分の納得できた研究テーマに取り組むことで、研究方法等を身につけることができました。更に3年間の勉強・研究成果として発表した博士論文は、2007年に日本老年看護学会から「研究論文奨励賞」が授与されまして一生の名誉となりました。また、本研究分野の特徴の1つとしては、週に1回の英文抄読会があるため、留学生の私にとっては、日本語のみならず英語レベルもアップされ国際社会に適応するための言語能力もつけてくれたとつくづく感じています。

最後に言いたいのは、本研究分野では北京大学看護学院との国際共同研究を含めた文化看護学の確立と展開への取り組みを行っているので、グローバル社会における文化的感受性の高い国際看護人材の育成においては、先駆的な、権威的な、価値のある場を提供しているため、より多くの有志者の皆様の参与を期待しています。

中国語訳