採択理由

この取組は、現在の医療制度が抱える多様な課題の解決にむけて、高度な管理能力を有する看護管理者が必要であるという社会のニーズに応えるために、「高度な問題解決能力、および、保健医療社会福祉の変化の状況を俯瞰し変革的に行動する能力の開発」を目標に設置した独立専攻の修士課程です。
看護管理者を現職のまま受け入れ、学業と職業の両立の支援をするための工夫として、土曜日のみの開講・３年間の在学・現場の課題に取り組むことを特徴としたものです。
インターンシップを取り入れた現場課題の解決を目指した指導、既存の研究科との共同による厳密な審査を経た修了判定を実施し、目標達成に向けて成果をあげています。
社会のニーズに応える人材養成として先見性があり、後続の研究科の参考に資するものと思われます。
今後の課題としては、遠隔地学習支援のためのインターネットを活用した学習方法、コンテンツの開発等の課題が残されており、これからの発展に期待します。

（文部科学省発表による）