千葉大学大学院看護学研究科附属看護実践研究指導センター
平成27年度プロジェクト関連事業

第3回Asian Nurses’ Cultural Competence[ANCC]シンポジウム

アジア圏における看護職の文化的能力の評価と能力開発・臨床応用に関する国際比較研究

カルチュラル・コンピテンスの潮流
~Bringing Cultural Competence into the Mainstream~

  ■日時:平成28年3月13日(日)10:00~17:00
  ■場所:千葉大学看護学部 第1講義室(2階)
   http://www.n.chiba-u.jp/others/access/campus.html
  ■逐語通訳つき(午後の部)

 近年、日本においても臨床現場での外国人対応が求められるようになってきました。平成22年の閣議決定で、国際医療交流(外国人患者の受入れ)は、「元気な日本」復活のシナリオにおいて国家戦略プロジェクトに位置付けられ取組みがスタートしました。これを受けて、外国人患者受入れの関心が高まり、外国人医療支援や国際診療に関する検討が進められてきています。一方で、看護管理の視点からの検討はまだ少ない状況です。
 そこで日本を含むアジア圏における看護職の文化的能力(カルチュラル・コンピテンス)の現状を調査し、さらには文化的能力を育成し臨床現場に応用するための国際比較研究を行いました。本シンポジウムでは、国内外の病院の国際化実態調査、および看護師・看護学生の文化的能力調査について報告します。また、海外から4名のシンポジストをお招きし、「カルチュラル・コンピテンスの潮流」をメインテーマに、医療現場や教育および政策における課題と展望についてディスカッションを行います。

プログラム

午前の部 10時~12時 調査研究成果報告会

 1.病院へのインタビュー調査(日韓比較) 
 2.国内外の病院の国際化実態調査(日本・タイ)
 3.看護師・看護学生の文化的能力調査(日本・韓国)

午後の部 13時~17時

第1部:講演

 講演1  Julia Puebla Fortier(多文化保健医療の資源代表)
      Bringing Cultural Competence into the Mainstream      
      カルチュラル・コンピテンスの潮流

 講演2  Lidia Horvat(オーストラリア・メルボルン保健局上級行政官)
      Cultural Competence: research, education, policy and networks.
      カルチュラル・コンピテンス:研究,教育,政策,ネットワーク

 講演3  Heeseung Choi(韓国・ソウル国立看護大学准教授)
      韓国の看護学生の文化的能力の特徴と新たな教育の取り組み

第2部:公開討論会

 指定討論者   Pakvilai Srisaeng (タイ・コンケーン大学准教授)
         田畑千穂子    (鹿児島大学附属病院副看護部長)

第3部:交流会



プログラムは変更する場合があります。

このプログラムは、千葉大学大学院看護学研究科付属看護実践研究指導センター平成27年度プロジェクト関連事業、および平成25~27年度科学研究費補助金「アジア圏における看護職の文化的能力の評価と能力開発・臨床応用に関する国際比較研究」(基盤研究(A))(研究代表者:野地有子)の一環として開催いたします。


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