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ケア看護システム管理学
専攻の概要インターンシップ
インターンシップ
2007.8 インターンシップ体験記
〜富山型デイケアハウス NPO 法人『このゆびとーまれ』にて
残暑厳しい8月末、ケア施設看護システム管理学の2人の院生が、富山型デイケアハウス NPO法人『このゆびとーまれ』でインターンシップ実習を行ってきました。お忙しい中、惜しみなく丁寧に、そして熱く語ってくださったこのゆびとーまれの惣万氏、西村氏に深く感謝致します。(酒井)
10年以上の事業継続を支える経営手腕と努力に感銘
ケア施設看護システム管理学専攻 伊藤 恵里子
この家「このゆびとーまれ」を立ち上げたのは、病院で勤務していた3人のナースである。中心となっている惣万氏は、ターミナル期に患者が家に帰りたくても帰れず、病院で看取らざるを得ない状況を経験し、在宅で看取りたいという思いを強くもったとそのきっかけを語っている。
一つの事業を10年以上継続させている経営手腕と富山型デイサービスを定着させてきた努力に感銘を受けた。高齢者や障害者を対象とした福祉系のサービスには、とりわけ地域住民の理解、協力が不可欠である。忍耐強く取り組んでこられただろうと推測する。看護管理者として求められる様々な力を垣間見た。また継続は力であり、継続することによって地域から得られる信頼が増すことも実感した。
看護師が管理者であることの重要性を認識
ケア施設看護システム管理学専攻 長尾 秀子
近代看護の創始者であるナイチンゲールは看護とは人間を全人的に捉え、環境を整え、その人間が持っている自然な治癒力を出し切ってもらえるように支援することであるといっている。本来、人間の生活は地域にあり、医療現場という特殊な環境の中だけでなく、その人の住んでいる地域のあたりまえの暮らしの中においてこそ、より看護師の視点が重要になるように思える。
看護管理者がデイケアハウスを経営することで、障害を持つ者を全人的に捉えることがその施設において当たり前のこととなり、また、健康管理のいきとどいたデイケアハウスが運営される。生活を重視して支援する介護職との連携により、人々の暮らしやすい環境を提供することができることを目の当たりにし、看護師が管理者であることの重要性を認識した。