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ケア施設看護システム管理学
大学院生の声 「ケア施設看護システム管理学コース」を専攻して

一年前の私、今の私 ケア施設看護システム管理学 修士2年 伊藤 恵里子
満開の桜が舞い散る中の入学式から、早一年が過ぎた。現職を継続しながら、大学院通学をするという新たな生活には、期待と同時に不安もあった。しかし、毎週土曜日ごとの大学院は、刺激的な時間であり、常に、自分の現場を振り返る手がかりとなるものであった。講義が終わるたびに、現場で取り組む課題が増え、何から手をつければいいのか迷う日々の連続で、この一年が過ぎたように思う。
この一年間で大きく変わったのは、毎日の自分の仕事の仕方である。大学院に費やす時間を確保するために、限られた時間をいかに使うか、ということが迫られた。何を、どれを優先するか、期限はいつまで、また、他の人に移行できるものは何かなど、まさに管理者に求められることを実践せざるを得ない状況になり、すべてではないが業務の整理、移行ができた。一石二鳥と言うよりも一石三鳥ぐらいの効果があったかなぁと感じている。
私は、リハビリテーション病院の看護管理者として3年目になった。リハビリテーション医療は、毎年診療報酬の改定があり、対応に振り回されているのが現状である。その渦中で、なかなかケアの質向上に向けた具体的な取り組みができずにいることに、正直、焦りを感じることもある。しかし、昨今の医療・福祉情勢を考えると変化しない訳はなく、安定を求めること自体が無理である。管理者として「不安定」が通常であると捉え、柔軟・迅速な対応が実践できるようにしていきたいと考えている現在である。
(柳原リハビリテーション病院 看護部長)