ユニフォームプロジェクトメンバーからのメッセージ
佐藤賀子(看護学研究科 元教員)
手探りで始まったオリジナルユニフォーム作成でした。
学部学生や教員のみんなで、「千葉大学看護学部らしさって何だろう?」「どのようなユニフォームにしたら千葉大学看護学部らしさを表現できるかな?」と自由に意見を出し合い、話し合いを重ねてきました。
学部学生が望むユニフォームはどのようなものだろう?と、学生にアンケートを実施したり、ユニフォーム作成を一緒に行っていただいた、ナガイレーベン社を訪問させていただいて、多くのユニフォームを試着させてもらって、生地やデザインによって動きやすさが異なること、一口にブルーといってもさまざまな色合いがあり、雰囲気が異なることを実感して、生地やデザインを選んでいきました。
ユニフォームを絞り込んでいく段階では、学部の全学生と教員に展示会とアンケートを実施し、実際に、ユニフォームを着用して実習を重ねている3年生、4年生、教員から、機能面でのアドバイスを多くいただき、デザインに活かしていきました。
最終的に、ブルー地に細い紺ラインを効かせてぴりっとひきしめ、そこに看護学部のロゴマークを朱色と金色で入れることで、コントラストがはっきりと仕上がったユニフォームとなりました。これからユニフォームを着用する新2年生から、ユニフォーム着用が楽しみという声も多くもらっています。
このプロジェクトを振り返ってみると、オリジナルユニフォームが完成した喜びはもちろんですが、学部学生、教員、それぞれが千葉大学看護学部への思い入れを持ち、自由に話し合うプロセスがあり、その中で、千葉大学看護学部の魅力を改めて共有し、外部にも発信していこうという思いが共有されていったと感じています。
学部学生と教員とが自由に話し合い、決めていく、そういったことができる風土があること、プロセスを大切に積み重ねていくことが千葉大学看護学部の魅力なのではないかと感じています。
小川達也(株式会社ナガイレーベン)
この度、伝統ある貴校のユニフォーム作成に携わることができ、大変光栄に感じております。
デザイン選考の際、夏の暑い時期に、弊社へ足をお運び頂いたことにつきましては上司ともども大変喜んでおりました。お互いに試行錯誤の末、デザイン決定を迎えた際の感激は今でも忘れません。また、至らない点も多々あったかと思いますが、この貴重な経験を糧に、一層努力していく次第でございます。誠にありがとうございました。
皆様のますますのご活躍をお祈り申し上げます。
ユニフォームプロジェクトについて
正木治恵(看護学部長)
千葉大学看護学部のすばらしいオリジナルユニフォームができました。ユニフォームのイメージは、知的で清廉、そして歴代ユニフォームのブルーを基調としています。本プロジェクトは、看護学部学生会の筒井さん、葛原さんを中心とした学生メンバーと、助教の岩瀬先生、佐藤先生を中心とした教員メンバーが共同して取り組んだプロジェクトです。最初からシナリオに添って進んだものとは異なり、これもいいね、あれもどうかしら、やはりこっちの方がよかったかしら等々、いろんな意見が飛び交いながらの展開でした。在学生や教員の方々に意見を問う機会も数回設けられましたが、その際には様々な意見(好み?)が出ていて、正直「これ、まとまるのかしら?」と心配になった時もありました。そこは、プロジェクトメンバーの誠実で地道な対応で、しだいに集約されていき、完成品に到達することができました。ナースユニフォームは毎日使うものなので、着心地が良くて型くずれしない、洗濯しやすい、機能的である、しかも男女で統一感があるものとなっており、そのための工夫が要所に施されています。赤に金色の看護学部のロゴマークと青字の英文名がピリッとした印象を与え、千葉大看護学部生としての意識を高めてくれます。「私も若かったら着てみたいわ」という教員の声に応え、教員用の白を基調としたユニフォームもできあがりました。
学生と教員の共同作品となった千葉大学看護学部ユニフォームは、本学部の誇れるものの一つになっています。