目的・目標

<目的>

他の近接学問と相互に関連・連携しつつ、学術の理論および応用について産官学を視野に入れた研究を行い、災害看護学に関してその深奥を極め、人間の安全保障の進展に寄与します。

<目標>

日本ならびに世界で求められている災害看護に関する多くの課題に的確に対応し解決できる高度な実践能力かつ研究能力を兼ね備え、国際的・学際的指導力を発揮するグローバルリーダーを養成します。

養成する人材像

  1. 人間の安全保障を理念として、いかなる災害状況でも個人、家族、集団、地域、国が「その人らしく健康に生きる」ことを支援できる
  2. 災害サイクル諸局面において「健康に生きるための政策提言」に取り組むことができる
  3. グローバルな視点から安全安心社会の実現に向けて、産官学との連携を築き、制度やシステムを変革できる
  4. 学際的な視点、国際的な視点から災害看護学を構築し、災害看護学を研究開発できる

発展性および波及効果

本取組は、大学院教育の変革モデルを提示します。また、学際的かつ国際的な枠組みでの問題解決に貢献する教育研究モデルを提示します。それらにより、これからの社会が求める看護のパラダイム転換(グローバル化、学際・複合領域での問題対応、学問体系再構築)を促します。

教育課程

<修了要件>

標準修業年限の5年以上在籍し、修了要件50単位以上の単位を修得した者で必要な研究指導を受けた上、博士論文の審査及び論文の内容や専門分野に関する口述ないし筆記試験に合格することを要件とします。

<履修方法>

修了要件50単位のうち、40単位は必修であり、10単位は選択科目または選択必修科目から修得します。選択必修科目は「災害グローバルリーダーに必要な学際的な科目群」から6単位、「災害看護学に関する科目群」から2単位を修得します。
また、それぞれの構成大学において10単位以上を修得します。

共同災害看護学専攻 授業科目一覧.pdf