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科研費ならびに文科省補助金等の獲得状況

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科学研究費補助金公募申請・採択状況(看護学研究科)

R4.5.1現在

千葉大学看護学研究科の文部科学省科学研究費補助金の令和4年度取得率(常勤教員現員数55に対する常勤教員取得件数40の割合)は約73%であり、多くの教員が科研費を取得しています。この取得率は千葉大学全体においても高水準の取得率となっています。また、新規採択率は約64%となっております。

令和3年度

申請件数

区分 新規
基盤研究(A) 3
基盤研究(B) 7
基盤研究(C) 7
挑戦的研究(開拓) 1
挑戦的研究(萌芽) 8
若手研究 5
研究活動スタート支援 3
合計 34

採択件数

区 分 新規 継続
基盤研究(A) 0 2 2
基盤研究(B) 4 5 9
基盤研究(C) 6 12 18
挑戦的研究(開拓) 1 1
挑戦的研究(萌芽) 1 1
若手研究 4 5 9
研究活動スタート支援 2 2
合計 14 28 42
新規採択率 64%

※応募件数、採択件数ともに転出(R2年度在籍、R4年度不在籍)を含み、転入(R3年度不在籍、R4年度在籍)者を除く。
※「ー」の種目についてはR4.5.1現在内定がでていない。
※新規採択率の分母からは内定前の種目の応募件数を除く。

文部科学省支援プログラム

災害看護グローバルリーダー養成プログラム(DNGL)

概要

平成26年4月から高知県立大学、兵庫県立大学、東京医科歯科大学、日本赤十字看護大学と共同し、5年一貫の博士課程「共同災害看護学専攻」を開設しました。
共同災害看護学専攻は、共同する5大学がそれぞれの強みを活かし共同することで、災害看護のグローバルリーダーを養成するという新しい教育課程です。

目的と特徴

本博士課程教育リーディングプログラムは、平成23年度より文部科学省において採択された44件のプログラムの中の一つです。このプログラムは、学位プログラムとして一貫した世界に通用する博士課程教育を行い、広く産官学にわたって国際社会で活躍し世界を牽引するリーダーを養成する世界的な大学院教育拠点の形成を推進することを目的に開始されました。
本教育課程で養成する人材は、学際的・国際的な指導力を発揮し、世界で求められている災害看護に関する多くの課題に的確に対応・解決していくグローバルリーダーです。

看護学研究科附属看護実践研究指導センター

概要

1982年(昭和57年)4月、調査研究、専門的研修等を行うとともに、看護系大学の教員等、看護学分野の調査研究に従事する者の利用に供することを目的として、国立大学唯一の看護学部を有する千葉大学に設置されました。設置以来30年以上にわたり、全国の看護系大学への支援および看護実践者を対象とした生涯学習支援を通して、看護の向上に向けた事業を行ってきました。こうした実績をもとに、2010年(平成22年)3月、文部科学大臣より看護学分野唯一の「看護学教育研究共同利用拠点」として認定されました。

目的と特徴

本認定以降は、「看護学教育研究共同利用拠点」として、全国の看護系大学の教員、臨地実習を担当する国公私立大学病院等の医療施設の看護職を対象として、教育に関する研修事業(FD)、看護管理や医療専門職の実践に関する研修事業(SD)、看護学共同研究事業を実施しています。さらに、文部科学省からの補助を受け、「教育―研究―実践をつなぐ組織変革型看護職育成支援プログラムの開発」プロジェクト(2010-2014年度)、「看護学教育におけるFDマザーマップの開発と大学間共同活用の促進」プロジェクト(2011-2015年度)、「看護学教育の継続的質改善(CQI : Continuous Quality Improvement)モデルの開発と活用推進」プロジェクト(2016-2019年度)といった、各種大型プロジェクトに取り組んでいます。

看護学研究科附属専門職連携教育研究センター
(Interprofessional Education Research Center;IPERC)

概要

亥鼻キャンパス高機能化構想の一環として、2015年1月1日に開設しました。IPERCは、超高齢社会・グローバル社会に求められている体系的な専門職連携教育および連携実践を推進するためのプログラムを開発・普及します。

目的と特徴

日本及びアジア圏における専門職連携に関する教育、実践及び研究を発展・進化させていくことを目的にしています。また、医学部・看護学部・薬学部と連携しつつ亥鼻IPEの企画運営を行っています。

IPERCの理念・ビジョン・ミッションを以下のように定めました。

  • 理念:専門職連携教育・実践・研究の開発・蓄積・普及
  • ビジョン:IPE研究拠点として専門職連携学の構築と組織的な発展をめざす
  • ミッション:
    1.専門的力量と連携協働の力量を併せ持ち、組織を改革できる次世代型人材の育成
    2.保健医療福祉の多様なスコープで、包括的にIPWを促進するための資源開発と政策提言
    3.IPE/IPWの理論化・体系化・実証の組織的展開による継続的なイノベーションと拠点形成

専門職連携教育(IPE)

概要

千葉大学医療系3学部、すなわち、医学部、看護学部、薬学部の専門職連携教育プログラム(=亥鼻IPE)を開発し、2007年度5月からスタートさせました。
のち2007年10月に「文部科学省現代GP(現代的教育ニーズ取組支援プログラム)自律した医療組織人育成の教育プログラム―専門職連携能力育成をコアに置いた人材育成―」(平成19~22年度)を獲得、さらに2011年度より「文部科学省特別経費プロジェクト分(高度な専門職業人の養成や専門教育機能の充実)専門職連携能力の高い医療系人材の持続的育成のための基盤強化」(平成23~25年度)を獲得し、拡大・継続しながら、患者・サービス利用者中心の医療を担う、自律した医療組織人の育成に取り組んでいます。

目的と特徴

医療は複数の専門職の連携(Interprofessional Work, IPW: 専門職連携実践)により提供される組織的サービスです。そのため医療専門職には医療組織の一員として、患者・サービス利用者中心の医療を基盤に、連携しながら専門性を発揮できる能力が不可欠です。教育の基礎段階にある学士課程では、専門知識の集積のみでなく、多様な領域の専門職と連携した医療をおこなうための専門職連携実践能力の育成が極めて重要であると私たちは考えます。
そして、このIPWを可能とする能力(専門職連携実践能力)と、連携し協働するなかでともに学び合う姿勢を身につけるための教育プログラムを、私たちはIPE(Interprofessional education、専門職連携教育)と呼んでいます。
私たちは、亥鼻IPEをとおして、高い専門性と患者・サービス利用者のためにという意識をもち、自律しつつ、さまざまな専門職と 連携し、お互いを高めあい、学ぶことをつづけていく、そのような「自律した医療組織人」の育成を目指しています。

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