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取組の内容|本取組の特性
本取組の特性
(2)人間的成長を促すための工夫

看護管理者の管理能力の開発において、組織でリーダーシップを発揮し、人をひきつけ、動かす上で、人間性の涵養は必須である。看護システム管理学で学ぶ院生は、30歳代前半から50歳代後半までの幅広い年齢にある。役職は、既に組織の看護管理の総責任を担う看護部長もいれば、看護師長としての経験が1年という、これから管理者としての経験を積む途上にある人も在学している。

これらの、多様な背景をもった院生が一同に会して演習で討議することは、価値観の多様性を学ぶ好機となり、また、経験のある院生から看護管理者としての自己の将来像を描くことができる。院生は数名〜数百名の看護職員を動かす組織の長であり、日頃は部下の管理や指導にあたる立場である。しかし、プロジェクトの立案、遂行では、年齢の若い指導教官から、1対1の対面指導を受けることになる。土曜日のみの開講ではあるが、対面指導にも時間を割いて、指導を行ってきた。そこでは、本人の強みや長所を支持しながら、指導のプロセスの中で弱い部分が最大限成長できるよう、指導方法に配慮をしている。

また、この指導のプロセスは、教員から院生への一方的な指導のみならず、現場で直面している課題から教員も学ぶ機会となり、教育に携わる教員にとっての資質の向上にも寄与している。(下図「終了までの過程と開発される能力」参照)
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