千葉大学大学院看護学研究科 専門看護師育成・強化プログラム

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活動の状況

会議・報告など

研究結果および活動報告を公表しました。

  • 中村伸枝,臼井いづみ,松田直正,荒木暁子,市原真穂,奥朋子,添田百合子,細矢美紀,松岡真里:専門看護師として認定を受けていない専門看護師教育課程修了者の認定申請に向けたサポートニーズ.千葉看護学会会誌,17(1),17-24,2011.
  • 臼井いづみ,中村伸枝,松田直正,荒木暁子,市原真穂,奥朋子,添田百合子,細矢美紀,松岡真里:専門看護師・専門看護師教育課程修了者および看護管理者の専門看護師教育課程へのニーズ.千葉看護学会会誌,17(1),35-42,2011.
  • 中村伸枝,臼井いづみ,松田直正,荒木暁子,市原真穂,奥朋子,添田百合子,細谷美紀,松岡真里:専門看護師として認定を受けていない専門看護師教育課程修了者の教育ニーズ.千葉大学大学院看護学研究科紀要,33,31-37,2011.
  • 神津三佳,光多恵子,藤澤陽子,大野朋加,奥朋子,阿部恭子,菅原聡美:終末期がん患者に関わる看護師の専門看護師・認定看護師の役割に対するニーズ.日本がん看護学会誌,24(3),45-51,2010.
  • 栗本聡美,田道智治,谷本真理子,正木治恵:海外でのCNS研修における学び−CNS課程修了生を対象とした強化コースの一環として−.日本老年看護学会第16回学術集会,221,2011.
  • 荒木暁子,中村伸枝,臼井いづみ,渡辺尚子:専門看護師クリニカルラダー・育成ラダー試案の開発−管理者とのコミュニケーションツールとして−.第14回日本看護管理学会年次大会,132,2010.

(※以上6点は、専門看護師育成・強化プログラム成果報告書発刊後に公表したものです。)

5th International Council of Nurses International Nurse Practitioner/Advanced Practice Nursing Network(INP/APNN)Conferenceに参加しました

 2008年9月17日〜20日、カナダのトロントにおいて 5th International Council of Nurses International Nurse Practitioner / Advanced Practice Nursing Network(INP/APNN)Conference が開催されました。

 今回のテーマは、Leadership in Advanced Nursing Practice; Maximizing Health, Celebrating Collaboration and Promoting Innovation で、21カ国のNPやAPNが集いました。

 千葉大学からは5名(病院から4名、大学から1名)参加し、今年2月に実施した、「専門・認定看護師の役割に対する医療者のニーズ調査」の結果の一部をポスタープレゼンテーションで発表しました。

 Nursing Needs to CNSs / CNs at the General Hospital Which Provides Advanced Medical Treatment in Japanと題したポスターを前に、カナダや北米の参加者から「とても興味深い発表である」とコメントをいただきました。諸外国においても、現場の医療者の、現場スタッフへの教育的かかわりなど、NPやAPNに期待する内容に関心が高いようでした。

 今回この学会に参加したことで、世界の高度実践看護師の活動に関する最新の情報や、INP/ APNNの活動方針と具体的な取り組みを知ることができました。

 あらためて今後の日本の専門看護師に必要な能力を考えますと、今後は多職種(医療界に限定することなく)に働きかけてその専門性を主張できる力と共に、国民が真に求める健康生活が実現できるよう多職種と協力していける統合性を併せ持つ人材が必要であると感じました。

 5th ICN INP/APNN Conferenceの詳細は、下記公式ホームページをご覧ください。

 →http://www.inpapnn2008.com/

(2008年9月17日〜20日)

 海外視察報告

 2007年11月25日から12月2日、森学部長、大学院GP代表中村教授と海外視察を行いました。

 ミシガン大学看護学部では、International AffairsのディレクターであるKetefian教授他、成人、老人、地域看護部門の代表者と情報交換および大学院GPでの相互交流について協議しました。その結果、専門看護師強化コースにおける老人看護領域での海外研修の受け入れを、今後検討していくこととなりました。さらには、今後の研修受け入れを前提とした内容を含み学部間協定の再締結を行い、Potempa学部長と森学部長により協定書に署名しました。

 UCLA(カリフォルニア大学ロスアンジェルス) 看護学部、Medical Centerでは、1993年より母性小児の大学院生を対象に実施してきたNurse Exchange ProgramのコーディネーターであるSuda氏とUCLA看護学部の副学部長であるNyamathi教授と研修受け入れの可能性について情報交換しました。その結果、専門看護師強化コースにおける海外研修について、今までの母子領域以外に成人領域のCNS候補生の受け入れも可能であることを確認しました。

 ミシガン大学病院およびUCLA Medical Centerでは、母性、小児、外科および肝移植のCNSに同行し、ディスカッションをする機会をいただきました。ミシガン大学病院では、病棟の管理者とCNSの協働について、組織図とJob descriptionに明確に定めており、また、UCLAでも「病棟師長はoperation」、「CNSは看護の質の保障」と役割を明確化していました。

 医療や看護の質を保障するためには、病院のポリシーや看護部長の判断、病棟単位では管理者である看護師長と看護の質を保証するCNSとの協働、この3つが不可欠であり、それぞれの役割が明確になっていることが重要であると実感しました。また、いずれのCNSも、Good Practiceのガイドラインを示すためにも、研究が必要であると強調していました。(文責:荒木)

ミシガン大学のケテフィアン教授と UCLAのコーディネーターと

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