研究|サブプロジェクト
サブプロジェクト| A | B | C | D | E | F | G |

サブプロジェクトG:日本型看護倫理的推論の特徴と看護基礎教育

1.目的

2.研究組織(平成17年度)

3.平成17年度までの研究成果の要約

4.主要な研究業績


1.目的

 本サブプロジェクトには2つの目的がある。目的1.日本文化を反映した看護倫理教育プログラムの確立と、目的2.看護学教員を対象とした倫理教育プログラムの開発と教授活動による看護倫理指針の浸透である。平成16年度も昨年度と同様に、目的1に対応してテーマ1,目的2に対応して、テーマ2,3の研究グループで研究を進めた。

2.研究組織(平成17年度)

 研究グループを大きく3班に分け、研究を進めていくと共に、研究の進捗状況や成果について、合同会議を持ち、意見交換を行った。

リーダー: 森恵美
サブリーダー: 舟島なをみ・高橋久一郎(社会文化科学研究科)
テーマ1: 看護教育における倫理的行動指針の開発―教師教育プログラムへの反映を目指して
(森恵美・舟島なをみ・高橋久一郎 手島恵・酒井郁子・山本利江・荻野雅・吉田千文)
テーマ2: 看護教育における倫理的行動指針の開発―教師教育プログラムへの反映を目指して
(舟島なをみ・村上みち子・森恵美)
テーマ3: 看護学教育研究における倫理的問題解明―日本文化に根ざした看護学教育研究における人権擁護のあり方の検討
(舟島なをみ・塚本友栄・野本百合子・森恵美)

3.平成17年度までの研究成果の要約

目的1.については、「日本の看護実践における倫理的課題と実践知の抽出」、「学士課程における看護倫理教育プログラムの効果に関する研究」、「大学院教育における看護倫理教育プログラムの開発と評価」という1次研究に取り組んだ。 目的2.については、教員教育プログラムへの反映を目指し、平成16年度に明らかにした看護学教員の倫理的行動をデータとし、Krippendorfの内容分析の手法を用いて看護学教員の倫理的行動指針を導出する研究を実施した。その結果を国内の学会において発表すると共に、原著として投稿した。また、平成15年度にデータベース化した看護学教育研究を平成16年度に分析し、それらの研究が有する倫理的問題を明らかにした。その成果と先行研究の成果を比較した研究を海外の学会において発表すると共に、平成16年度に分析した結果を原著として投稿した。これらを通して、当初の目的である教員教育プログラムに反映できる成果を産出したため、本目的に関わる研究は今年度をもって完結した。

4.主要な研究業績

投稿論文

・村上みち子(群馬県立県民健康科学大学), 舟島なをみ, 野本百合子:看護学教員の倫理的行動に関する研究−倫理的行動指針の探究−」看護教育学研究第15巻1号 Page34-47(2006.03)
・塚本友栄, 舟島なをみ, 野本百合子:「我が国の看護学教育研究における倫理的問題−1999年から2003年の抄録分析を通して−」千葉看護学会会誌第11巻2号 Page1-7(2005.12)


学会発表

・塚本友栄,舟島なをみ,三浦弘恵,野本百合子;看護学教育における倫理的問題の解明-日本文化に根ざした看護学教育研究における人権擁護のあり方の検討−Sigma Theta Tau International 38th Biennial Convention 2005.11.12-16 (Indianapolis).
・荻野雅;精神科看護師の倫理的ジレンマ,日本精神保健看護学会第14回学術集会,2005.6.4.
・Megumi Tesihma;Emerging Ethical Issues in Nursing Education and Practice in Japan,Nursing Education in Asia (Yonsei University, Korea, 1-2 December 2004)
・和住淑子,荻野雅,酒井郁子,山本利江,手島恵,舟島なをみ,森恵美;Development of the Framework for Meta-analyzing Ethical Issues in Japanese Nursing Practice, Japan Academy of Nursing Science, Fifth International Nursing Research Conference Aug. 29th, 2004. Fukushima, Japan

ページのトップへ
Copyright(C)2006千葉大学 21世紀COEプログラム. All rights reserved.