エンド・オブ・ライフケア看護学への千葉大学の取組

生きるを考える/2011年度

普遍教育「生きるを考える」第1回の様子

ホスピス医の考えるエンド・オブ・ライフケア

[日程]平成23年10月4日 III時限/12:50〜14:20(場所 B)
[講師]山崎 章郎(ケアタウン小平クリニック院長)

  • 講義の様子
    講義の様子
  • 山崎 章郎先生
    山崎 章郎先生

受講生の感想

第一回目の講義は、ホスピス医の山崎章郎先生。ほぼ満席の教室に山崎先生の穏やかな雰囲気と物静かな声が響き90分の講義が始まりました。

山崎先生の講義は、学生への質問とその答えで進むという展開で、語り言葉で理解を深めていくことが可能でした。二十歳前後の頃には「癌で死ぬ」ことは日常から遠いところにある事と思いますが、質問された学生一人ひとりが自らの言葉で語っていました。

先生のお話は、ホスピスのベッドサイドでのケアが具体的な例として挙げられ、ホスピスケアの到達点が関係性にあるということを学びました。また、先生が現在取り組まれているケアタウン小平のように、ホスピスケアが、ホスピスのベットサイドという限定された場所だけではなく、私たちが生活する場においても実現できるようになったらよいと思いました。

今回の感想としては、地域で広くホスピスケアが行われる為には、現在の患者さんの療養現場や、日本の医療行政の現状を知ることも必要だと思いました。そして、あらゆる人が、地域社会の中で生活していける支援をするために必要な看護は何かという視点でエンド・オブ・ライフケア看護学を学びたいと思いました。