エンド・オブ・ライフケア看護学への千葉大学の取組

生きるを考える/2012年度

普遍教育「生きるを考える」第15回の様子

生きるとは-私の100年の人生から学んだ生き方-

[日程]平成25年1月29日 III時限/12:50〜14:20(総合校舎B号館)
[講師]日野原 重明(聖路加国際病院 理事長)

  • 講義の様子
    講義の様子
  • 日野原 重明先生
    日野原 重明先生
  • 講義の様子
    講義の様子
  • 質疑応答の様子
    質疑応答の様子
  • 日野原先生と舟島なをみ先生(普遍教育センター長)とエンド・オブ・ライフケアスタッフ
    日野原先生と舟島なをみ先生(普遍教育センター長)とエンド・オブ・ライフケアスタッフ

受講生の感想

 「私の運命は、私がデザインして作ろう」日野原先生は講義のまとめとしてこのようにおっしゃっていた。人との出会いが自分の運命を変える、ともお話しされ、先生ご自身、オスラーから大きな影響を受けられた。人生に影響を与える「人との出会い」に、本を通じての出会いがある、ということを知った。
 1年前を振り返って、大学に入学したら時間のあるうちにさまざまな本をたくさん読め、と言われてきたことを思い出した。しかしこの1年、ほとんど本は読まず、読んだとしても多方面にわたるジャンルを読んだとはとても言えない。何となく流されて過ごしてきてしまった時間をもったいないと思った。これから多岐に渡る本を読んで少しずつでも教養をつけていけたらと思う。看護師は相手がどういう悩みをもっているのかを敏感に感じる感性が必要だ。その感性は教養によって身につくということもうかがった。
 日野原先生は福沢諭吉を例に、彼も学校で教えることより家庭で学ぶことのほうが大切だといっていた、と話された。教えられることと学ぶことの違いは、自分が主体となるかどうかだと考える。教養も学ぶものである。与えられるのを待つのではなく、自分から進んで得ていこうと再認識した。実践できるようにまずは意識から変えていくつもりだ。今日の日野原先生との出会いは、私に大きな影響を与えたような気がする。