エンド・オブ・ライフケア看護学への千葉大学の取組

生きるを考える/2012年度

普遍教育「生きるを考える」第6回の様子

エンド・オブ・ライフケアを支える日本の医療制度

[日程]平成24年11月6日 III時限/12:50〜14:20(総合校舎B号館)
[講師]池崎 澄江(千葉大学大学院看護学研究科 講師)

  • 講義の様子
    講義の様子
  • 池崎 澄江先生
    池崎 澄江先生

受講生の感想

今までエンド・オブ・ライフケアと日本の医療制度の関係について深く考えたことなんてなかったし、エンド・オブ・ライフケアを考えたことはあっても医療制度について考えたことはありませんでした。そもそも、医療制度とはどう成り立っていてどのような仕組みで動いているのか、ほとんど知りませんでした。
この講義をきいてとくに強く感じたことは、ケアを支えているのは患者の家族や医療者だけではない、ということです。制度がケアを支えている、みんながお金をだしあって支えている、と聞くと当初は実感がわかなかったのでとても違和感がありました。しかし、医療費の使われ方や制度の特徴を知り、制度がケアを支えている、という言葉が以前よりしっくりきたような気がします。個人的には、所得に関係なく平等な医療を受けることができるこの制度はとてもいいと思いました。 診療報酬の改定など、新聞の記事で見たことがあっても何のことかよくわからなかったので全然気にしたことはありませんでした。しかし、どんな医療を充実させていくのか、という点での影響力の大きさに驚きました。医療について考えていくときに、それに関する制度についても多少知っておく必要がある、ということを実感できました。