一年間の大学生活を通して

羽場 洋平
看護学部2年次(長野県出身)

早いもので、千葉大学看護学部に入学してからあっという間に一年間が過ぎてしまいました。この一年間は勉強と部活など、千葉大学でしかできないことで本当に充実した一年間でした。

看護学部は女性が多い学部であり、今の二年生では僕と、社会人入学の同級生しか男性がいません。最初はとても辛くて、自分で選んだ道なのに途中でやめてしまおうと思ったことも何回かありました。しかし、看護学部の授業を受けて、自分が考えていた“看護”という概念が実際のものとは全く違うという事を知り、グループワークを続けていくうちに、こんなに質の高い看護学を学べる大学は他にはないということを思い知り、男女比なんて勉強する上で関係ないと思えるようになりました。また、今までは同年代の人としか交流がなかった自分も、部活で医学部、看護学部先輩方と一緒に勝つために練習し、色々な経験をされてきた社会人の方と話をすることで、今まで以上に自分の視野を広げ、多くのことを考えられるようになったと思います。中でも社会人入学の同級生は、自分の意見を率直に言い合える大切な仲間です。もちろん、授業でも身体のしくみや病気、看護技術などはそれぞれの分野のトップの先生方から学ぶことができ、高校のときとは全く違った実践的な勉強ができるので、毎日が新鮮な刺激でいっぱいです。

千葉大学では、自分から動けば、ボランティア、国際交流、勉強会など授業だけでは経験することができないことにも参加することができます。考え方は人それぞれですが、どの人も看護師、保健師、助産師を目指すために一生懸命で、周りの人たちをみて、自分も頑張ろうと思うことができるほどです。大学生活をどのように過ごすかは自分次第ですが、千葉大学看護学部には充実した大学生活を送るための環境が整っていると思います。この素晴らしい環境で共に大学生活を送れる日を楽しみにしています。

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再び学ぶことの喜び

川井 文子
看護学部2年次(社会人入試・福岡県出身)

「えー?今さら大学生やってるの?いいなぁ、羨ましい!」

千葉大看護学部へ進学した私に対して、社会人生活を20年以上送っている同世代の友人達はこのようにコメントします。正直なところ、入学当初は羨ましがられることを始めた自覚がありませんでした。今までのキャリアとは違う医療という世界で、人の命に寄り添いながら、人を支える仕事をしたい、ただそれを目指しただけだったのです。

さて、“羨望”の亥鼻キャンパスライフは2年目を迎えています。昨年は優雅な学生生活どころか、必死でした。学ぶことから遠ざかっていた脳を再稼働させ、90分講義に集中する精神力を養い、思考を文章にする習慣をつけ、テスト向け暗記脳を活性化させる…等々、結構苦労しました。1年を経て随分慣れてきたものの、今でも日々レポートに追われ、のんびりしてはいられせん。大学構内に生い茂る緑の木々に癒されながら、忙しさに溜息をつくこともあります。でも、多忙な生活を送りながらも友人に「いいなぁ」と言われる理由が分かってきました。それは、再び学ぶ時間を過ごしているからです。決して楽ではありませんが、自分の進みたい道を選択し、そして思い切り学べる機会を得られて本当に嬉しく、有り難く思います。今だからこそ感じられる、学ぶ喜びです。

千葉大看護学部のポリシーは、科学に基づく看護を追求することです。学生は単に看護知識や技術を習得するのではなく、個々の看護行為に科学的根拠を求め、患者にとってより良い看護を提供する医療従事者を目指しています。従って、手取り足取り教えられるのではなく、自分で考えて学んでいかなければなりません。時折、明確な答えが得られず、迷いながらもグループワークで話し合ったり、自分なりの思考力を最大限に働かせたりして答えを見つけていきます。そもそも、大学教育の基本とは学習を自ら切り開いて自ら学びを重ねることなのだと私は考えます。千葉大ではそうした自主性がより強く求められ、更に自主的学びを広げる環境が備わっています。それこそが千葉大の素晴らしさではないでしょうか。

看護教育に情熱を注ぐ教員の方々、一緒に頑張ろうといって励ましあえる優秀な仲間達、自然に囲まれた静かなキャンパス、自習が捗る図書館、このような環境をどう捉え、どう生かすかは全て自分次第です。あなたも亥鼻キャンパスで学ぶ喜びを感じながら、充実した大学生活を送ってみませんか。

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