学部1年生

私が成長できる場所
大林かおり
看護学部1年次(千葉県出身)

千葉大学は国立大学唯一の看護学部であり、看護についてはもちろんのこと、様々なことに興味や関心を持っている志の高い人たちが全国各地から集まってきます。そんな仲間たちと過ごす大学生活は笑いが絶えず、本当に充実した毎日を送っています。

まず学業面ですが、看護のプロフェッショナルである先生方による講義では、これから看護を本格的に勉強していくにあたり重要なことをいくつも学んでいます。特に「形態機能学」の授業では人体の巧妙な仕組みを知り、感動を覚えました。この感動は看護の対象である「人」を大切に思い、心のこもった看護を提供していくきっかけになると思うので、ずっと心にとめておきたいと思います。

また総合大学であることを活かしたIPE(Inter-Professional Education:専門職連携教育)という授業では、医学部、看護学部、薬学部の生徒が合同で少人数のグループを作り、学びを深めます。そこでは一人一人が意見を述べることが求められるのですが、友人たちの意見を聞くことで新しい視点を得ることができるのはもちろん、自分の考えを確認する貴重な機会でもあります。IPEは患者さんを尊重し、他の専門職者のことも尊重する姿勢を養うためのものであり、今後チーム医療を実践していく基礎となるものだと思います。またIPEで出会った他学部の友人とはプライベートでも一緒に過ごすような仲となり、交友関係も広がりました。

学業面だけではなく、部活・サークル活動でも様々な人との出会いがあり、日々学ぶことばかりです。私は舞部(ぶぶ:チアダンス部)と医学部サッカー部のマネージャーをしていますが、どちらの部活とも学年、学部を問わず素敵な先輩や友人ばかりでとても楽しいです。また同じ学年の部員とは部活外でも一緒に自主練習をしたり、オフを楽しんだり……、とお互いに高めあえ、支えあえる大切な仲間です。

このように今、私は尊敬できる素敵な先生方や先輩方、大切な仲間たちに囲まれながら、公私共に充実した大学生活を送っています。これからこの恵まれた環境で学んでいく中で、看護職者としてはもちろん、人としても成長していけたらと思っています。それがかなうのがここ、千葉大学看護学部なのだと思います。

社会人から再び学生へ
小松 亮
看護学部1年次(社会人入試・京都府出身)

私が看護師になろうと決めた理由は、直接的に人の命や人生の手助けになる仕事がしたいと思ったからです。それまでは金融関係の仕事に就いていたのですが、間接的にしか人の助けとなることができずこのまま30年近く仕事を続けていっていいものかどうか悩んでいました。そうした時に偶然看護に関わる出来事があり、それまでの金融の仕事よりもより直接的に人に尽くす看護に魅せられ看護の道を歩もうと決意しました。

以前の大学を卒業してからかなりの時間が経過しており、再び大学一年生に戻り勉学に励むことができるかどうか不安でした。しかし、今年の4月より授業が始まってからはその不安は一気に吹き飛びました。仕事をしているときは時間に追われた生活を送っていたため「学ぶ時間」というものが無かったのですが、学生に戻るとじっくりと考える時間を遣い「新しい知識を吸収することができる楽しさ」を感じることができるようになりました。またその学ぶ楽しさを刺激してくれるカリキュラムが千葉大学にはあると思います。総合大学である千葉大学では看護の専門科目だけでなく社会学など多様な分野の講義を取る事ができ、幅広い知識が修得できるようになっていると思います。社会で得た経験によって違った角度から見ることが出来きることに気づいたことも新しい知識を得る喜びに繋がっていると思います。

また千葉大学看護学部には一般入試や推薦入試だけでなく社会人入試など様々なバックグラウンドを持った学生が集まっているため、グループワークでは多岐にわたる意見を聞くことができ私自身とても刺激的な授業となっています。また3年次編入の方はすでに看護師資格を取得されておられるので授業で分からないことがあれば丁寧に教えていただけるのでとても頼もしい存在です。私と同じ社会人入試の方とはこれから四年間ともにする仲間として情報交換をし励ましあいながら勉強しています。

今現在看護師への道を選ぼうとしている方にとって千葉大学看護学部は「高い教育の質」と「学生の多様性」から選択肢の一つとしてあってもいいと思います。来年、亥鼻のキャンパスで共に看護学を学びましょう。

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学部2年生

様々な人の輪の中で
石川 歩
看護学部2年次(茨城県出身)

「広い視野を持った看護職になりたい。」と思い千葉大学に進学してから、早くも2度目の夏を迎えています。総合大学である千葉大学での様々な人との出会いや、歴史ある看護学部での学びへの期待は、たった1年過ごしただけでも「裏切られていない」と断言できます。2年次の学習は専門に特化しており亥鼻キャンパスにしか通うことはありませんが、1年次に仲良くなった他学部の学生と現在でも交流があります。学習面では、基礎看護実習が始まり、本格的な看護技術の学習ができる喜びとともに、できない自分に対して「本当に自分は看護職にむいているのか」と悩むことも多い今日この頃です。しかし、同期と放課後に実習室で練習や、アドバイスをし合うことで切磋琢磨しています。意識の高い同期に恵まれ、私にとって良い刺激となっています。

千葉大学の良さを挙げるならば、『課外活動を充実させて、より良い学生生活を自分次第で築けること』だと私は思います。亥鼻キャンパスの学生の多くは部活動に所属して、学生生活を楽しんでいます。部活を通し、看護学部だけでなく医学部の知人が増えたり、OB・OGの方とお話する機会を持てたりと、自分のコミュニティーがとても広がります。私は現在、舞部と医学部水泳部に所属していますが、どちらも学生生活の軸となっており、様々な経験や繋がりを持つことができています。

また、社会との繋がりについても行動さえ起こせば参加できるという点も大学生活ならではだと思います。私は、学童保育の子供と遊ぶボランティアや障害者のご家庭でお風呂介助のボランティアをしていますが、この空間でしか経験できない関わり方や考え方を学べる貴重な機会となっています。さらに、今年の夏には海外ボランティアとしてインドで看護活動をする予定があります。私は以前から国際協力に興味があり、言語の壁を超えて今の私には何ができるのか、何が足りないのかということを実感すると共に、自分の目で世界の医療を見る機会を持て、今から楽しみです。千葉大学には、私の他にも海外ボランティアや震災ボランティア、語学留学や勉強会に参加するという人も多いです。このような充実した課外活動が自分自身の視野や人脈を広げる鍵となっているし、自分を人間的に成長させていると思います。自分のやりたいことが千葉大学では実現できます。1度しかない学生生活を共に過ごしましょう!

千葉大学の看護学部
加瀬竜太郎
看護学部2年次(千葉県出身)

千葉大学看護学部に入学して早一年が過ぎました。思い返せば、あっという間の一年でした。自分で選んで進んできた看護の道とはいえ、やはり入学当初は女性が多い“看護”という学部に圧倒されていました。しかし、一年時の授業などで多くの人と関わることで仲良くなることができ、少しずつなじんでいくことができました。さて、自分の立場について、もう少しお話したいと思います。私の学年は男子の学生が三人しかいません。しかし、裏を返せば三人だからこそとても信頼できる仲になれるということです。一年が経ち、女性の中いることに慣れてきましたが、残りの二人は私にとって大切な友人となりました。大学はもちろん、勉強する場ですが、このような人間関係も育むことができます。そして、かけがえのない人間関係を与えてくれた千葉大学には大変感謝しています。

また、二年生になり、専門の授業が本格化していく中で最近よく考えることは人との関わりが自分を成長させてくれるということです。看護学部のある亥鼻キャンパスは部活動も盛んであるため、医学部、看護学部の先輩と関わる機会も多くあり、様々な人の価値観を知ることができます。そして、その他にも部活動や、ボランティア活動、大学祭と自分の興味のあることを積極的に行うことができる環境が千葉大学には整っています。

もちろん、専門の授業も病気のことや人体の構造について、看護の技術演習など興味深い勉強が行われています。授業の無い日でも教室へ行くと看護技術の練習をしている同学年の学生を見かけることができます。このように勉強をする環境としても良い環境であり、自分を成長させることができる素晴らしい場所です。

趣味・嗜好、考え方は人それぞれですが、看護学部の人々は皆、優しく、人が良いので自分が恵まれていると感じてしまうほどです。文章で書いても、実際にはわかりにくいかもしれないので、一度大学を訪れてみませんか?看護学部の学生一同、お待ちしてます。

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学部3年生

あなたは、グループワークは得意ですか?
大河原洋子
看護学部3年次(社会人入試・埼玉県出身)

千葉大学看護学部に入学し、3年目を迎えました。3年次に入ると、突然看護学専門モードが上昇し、月~金まで日々、看護学関連の専門科目が息つく暇もない状態で続きます。1~2年次は時間割に余裕があったことから、3年次からの凝縮度にギャップを感じ、なぜもっと分散させてくれないのか、と思ったこともありますが、その謎の理由は「看護教育学」の講義で先生が説明してくださり、思わず納得してしまいました。今まで、時間があっという間に過ぎてしまうように感じるのも、それだけ充実しているからかもしれません。

さて、冒頭の「グループワーク」。あなたは、グループワークは得意ですか?得意なあなたは、羨ましいです。そして、それは大きな強みになると思います。「ちょっと苦手」というあなたは、以前の私と同じです。私は、グループワークがとてもとても苦手でした。正直言うと、今も「何より大好き!」ではありません。だから、入学した当時、グループワークの多さに驚きました。しかもその比重は、年々増すのです。3年前期は毎週必ずあるのです。看護学部とグループワークは切っても切れない不思議な糸があるのではないかと、そう逃避思考に走ることもありました。しかし、グループワークを行う中で、自分に無い視点を、たくさんの他のメンバーが気付かせてくれることや、物の見方が微妙に異なる時にはどこが違うのかをみんなで明らかにしたり、お互いの得意・不得意な部分を自覚して補いあったり、ということがグループワークで可能で、自分だけで考えたものとは全く異なる格段に広い視野が持てる、ということに気が付きました。

人間は、みんなパーフェクトではありません。でもだからこそ、関わる人をより健康な状態へと支援していくことが求められる看護の分野では、多くの人との連携で、その支援方法や解決策を考えていくことに大きな意味があるのだと、そんな風にも思うようになりました。「みんなはどう考えるのかな、何か他にいい方法があるかな。」グループワークの時には、そう思い、少し楽しみだな、とさえ思える自分がいることにも気付きました。そう思えるのは、千葉大学看護学部の仲間のおかげ。支え合える素敵な人たちがたくさんいることは、グループワークを単なる形に終わらせない、ここの魅力の一つです。だから、「ちょっと苦手」なあなたも、大丈夫。苦手な私も、仲間に支えられて、楽しく元気にやっています。

千葉大学看護学部の魅力―千葉大学5年目を迎えて―
田崎裕美
看護学部3年次(教育学部より転部・茨城県出身)

私は、看護学部3年目にして、千葉大学5年目という、少し特殊な学生です。勉強をサボって留年してしまったわけではないですよ!寧ろ、勉強が楽しくて、です。

私は、子供達が、健康に成長していくことに携わりたく、大学で教育と看護を学ぶために、千葉大学教育学部養護教諭養成課程に入学しました。しかし、大学3年目を迎える時に、看護学部に転部することを決意しました。それは、大学での多くの出会いから、学校の中だけでなく、広く地域の中で暮らす全ての人々の健康に携わりたい、というもやもやした思いを、ずっと、抱いていたためです。

千葉大学教育学部での学びは、私の財産だと思っています。教育とは、人と社会と関わっていくことです。教員は、個々をみて、全体をみています。教員を目指す、一対一の関係を大切にする、愛情の深い友人とたくさん出会いました。
大学に入学して、手話と指点字を学び始めました。30年以上も歴史のある、手話サークルウルトラマンの会に入りました。ウルトラマンの会は、地域の様々な障害を持った方と交流します。障害、年代を越えて、仲良くなることができることを、体感しました。
児童養護施設の子供たちと遊ぶ“Family”というサークルの活動からは、子とも達が生活する場は、学校だけではないことを、考えさせられました。一人暮しから、旅先で出会った人々からなど、ここでは語りきることができないくらい、千葉大学では多くの経験をし、様々な刺激を受けてきました。

地域で活かせる看護を学びたいという、もやもやした思いを、当時、手話サークルを通じて知り合った看護学部の同級生に話すと「看護学部は、お勧め。大歓迎だよ!私が分かる範囲で、看護の魅力をなんでも話すよ!」と。教育学部の同級生に話すと、「メリットもデメリットも考えて、それが最良の決意なら、応援する。」と、言ってくださいました。教育学部の教授と父は、「本当にやりたいことがあるなら、挑戦してみればいい。」と、進路の判断を自分に任せてくれました。
多くの方に迷惑をかけ、お世話になりながら、この場にいます。私は、この恵まれた環境に感謝しながら、貪欲に学び続けていきたいと思っています。

千葉大学看護学部には、たくさんの熱心な教員、院生、編入生、社会人特別枠入学の方々がいます。転部生でありながら、看護学部になじみ、ハードなカリキュラムもここまで楽しく乗り越えてこられたのは、熱心で優しい、たくさんの先生方が声をかけて下さるから、また、社会人特別枠入学の方や編入生が、経験豊富な、魅力的なお話をしてくださるから、そして、人懐こい同級生が一緒に踏ん張っているからです。

私の経験から、千葉大学、また千葉大学看護学部の魅力を語らせて頂きました。少しでもこの魅力を感じていただけたら、幸です。

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学部4年生

亥鼻キャンパスの魅力
池田安祐美
看護学部4年次(香川県出身)

四国から千葉に来て、あっという間に大学も最終学年となりました。こちらに出て来た頃は変化した環境に慣れるのに精一杯で、自分を見つめる時間なんてなかったように思います。

2010年度、医看薬のキャンパスである亥鼻キャンパスでの大学祭「亥鼻祭」の実行委員長を務めさせていただきました。歴代の委員長は医学部の学生だったという事で、「看護学部から委員長が立った!」と喜んでいただいた面もありましたが、委員長に決まるまで、決まった直後は、毎日の勉強や部活との両立で苦労の連続でした。しかし、親身になって下さる先生方や友達、先輩や後輩、遠くから応援してくれる家族、地域の方々、私のことを直接は知らないOB・OGの先輩方まで、たくさんの方が自分のことを見守って、力になってくれていることに気づき、当日まで笑顔で走り抜けることができました。このとき8回目の亥鼻祭でしたが、「ずっと続いていく大学祭にしたい」「自分がこれまで楽しませてもらった大学祭を守りたい」という強い思いを持てたのも、亥鼻キャンパスに根付いている一体感がとにかく好きだったからだと思います。

イケダ

大学生活では、本当に多くの良い出会いに恵まれました。3年生の12月から4年生の7月まである実習でも、人との出会いを強く感じます。しかし実習を行う中で、自分の嫌な面とも向き合わなければならない時があります。そんなときにどんなにつらくても、それに気づいてくれる仲間が必ずいてくれました。また、先生方は一人ひとりの個別性をとらえるスペシャリストです。自分でも気付いていない自分の一面に気づかせて下さったり、たくさんの学生を受け持つ中でも一人ひとりの頑張りは必ず見ていて下さいます。それは、実習を行っていく中で私の大きな支えだったように思います。

看護学部に進むことに、不安がある方もいらっしゃると思います。少なくとも私は、看護を好きになれるか、自分が看護職に適しているのかとても不安でした。しかし、4年生になった今は胸を張って「看護も、亥鼻の仲間も尊敬している」と言えます。私もみなさんの仲間の一人になれることを楽しみにしています。

ひろがる看護の世界
高橋 聡子
看護学部4年次(3年次編入学・千葉県出身)

私は看護系短期大学を卒業後、臨床経験を経て3年次編入という道をえらびました。その理由は、臨床経験の中で感じた様々な疑問から看護の専門性について再考し、看護の基本でもある「人を理解する」ために幅広く奥深い視野をもった看護職者を目指したいと思ったからです。そして看護について学ぶのであれば、総合大学であり様々な学部を持つ千葉大学がよいと決めていました。

入学してからの日々は想像以上に忙しかったです。けれども、学びに集中できる環境はとても素晴らしく毎日が充実しています。普遍科目は西千葉キャンパスで受講しますが、他学部生と一緒に看護系以外の学問を学ぶという点で様々な気づきがあり、人間の理解や社会倫理、日本と海外の文化的相違など様々な角度から考えることができました。

また、看護系の講義として編入生10名で今までの自分の看護を振り返るグループワークがあります。それぞれに違った背景を持つ学生同士で討論し、科学的根拠に基づいた看護が実践されていたかの検証を行い、さらなる看護の展望などを考え抜きます。プレゼンテーションの工夫などにも触れ、夜遅くまで話し合い大変な面もありましたが、それぞれが歩んできた経験を共有し合うことができ、編入生どうしの絆が深まりました。

入学してからはいろいろなチャンスが与えられ、自分の深めたい事柄に沿って知識を得る機会が多いというのも千葉大学の魅力といえます。図書館には豊富な文献があり、夏休みを利用した短期留学制度もあります。他学部の講義を受講し、語学、心理学、社会学、文化人類学など自分の深めたい分野に沿った履修も可能です。

めまぐるしく変化する社会情勢や、人々を取り巻く環境、医療技術の進歩などにより、看護に求められるものは刻々と変化しています。そのため看護職として社会に出てからも生涯学習の視点が必要になってくると思います。千葉大学の理念でもある「つねに、より高きものをめざして」各分野の先生方も情熱をもって指導してくださいます。自ら考え行動する自律した看護職をめざし、看護の知が集結している千葉大学で一緒に学びませんか。看護の世界がさらに広がり、その奥深さと面白さを再発見することができると思います。

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