憧れだったこの場所で

中川 優美香
看護学部1年次(茨城県出身)

私が千葉大学看護学部を目指し始めたのは、東日本大震災後のことです。私が地元の避難所でボランティアをしていた時に、千葉大学看護学部の方が来て下さりました。看護師の先生方が来て活動して下さったことで、避難所の張りつめた雰囲気が段々と和んでいき、避難所に自然な笑顔が戻ってきたように感じました。このことは活動が終わった後も私の心に残り、看護の魅力に惹きこまれていったのです。

千葉大学では、看護学の専門科目は全て看護のプロフェッショナルである先生方の講義であり、看護の視点から考えられることを日々学んでいます。また、医薬看の3学部合同授業IPEでは、看護、医学、薬学、それぞれがどのような専門性を持っているのか、患者中心の医療を目指すためにどのように連携していけば良いのか等を、戸惑いながらもチームで話し合い、先生の助言を頂きながら考えを深めていっています。

クリスマスコンサート写真

私の感じる千葉大学の魅力としては、自分が積極的に動き出す勇気ひとつで課外活動を充実させられることだと思います。私は音楽部、医ゼミ(全国医療系ゼミ)に行く会(たまごの会)に所属し、また月に一回のボランティアに参加しています。「医療機関でボランティア演奏ができたら」という願いから始まった音楽部では病院でのコンサートを行ったりします。また、医ゼミでは全国の医療系学生と交流して意見を交換し合ったり、著名な講師の講演会が聞けたり、仮設住宅でボランティアをさせて頂いたりしています。さらに、私は夏休みに病気を抱えた子供たちとのキャンプボランティアにも参加する予定です。ボランティアでは空回りしてしまうということもあり、失敗だったと感じることも多々ありますが、ここでの経験からしか学べないことが沢山あり、また様々な人とふれあうことで幅広い考え方を持てるようになると実感しています。

震災ボランティアから飛び込んできた看護の道は、本当に自分に向いているのか悩むことは多々あります。しかし震災ボランティアで見た先生方のミーティングを行っているときの真剣な表情、そして避難所にいる私たち全員に声を掛けるときの優しくて生き生きとした笑顔は私の目指す看護師像であり、その先生方にこれからも学ばせて頂けることが大きな励みになっています。

応援してくれている家族を初め沢山の方々に感謝をし、憧れだったこの場所で先生方や先輩方、経験から沢山のことを学び看護者として人として成長していきたいと思っています。

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千葉大学看護学部に入学して感じたこと

山口 優大
看護学部1年次(宮崎県出身)

入学して約2か月が経ち、徐々に大学生活にも慣れてきました。初めはあまりの女子の多さに驚き、戸惑いましたが、そんな環境にも少しずつなじむことができ、楽しい毎日を送っています。

さて、私たち一年生は、西千葉キャンパスと亥鼻キャンパスの2つのキャンパスを行き来しています。西千葉キャンパスでは他学部の人たちと一緒に英語や体育などの普遍教育を学び、亥鼻キャンパスでは看護学において基礎的な知識や理論を学んだり、医学部・看護学部・薬学部の3つの学部の合同授業である専門職連携教育(Inter Professional Education:IPE)で医療の歴史を学んだり、病院で実際に患者さんと話をしたりして「患者中心の医療」を目指す学習をしています。特にIPEでは自分の医療観が変化し、将来、自分が目指すべき看護師像のヒントも掴めたような気がします。

また、看護学部のほとんどの学生が部活やサークル、ボランティア活動に積極的に取り組んでいます。そこでは多くの先輩や同学年の友人と出会い、看護学部以外にも交友関係を広げることができました。私は準硬式野球部と手話会に参加しています。部活では、誕生日会を開いたり、部旅行に行ったりもします。全員が練習に一生懸命取り組み、それ以外ではとても仲良く活動する部活です。先輩方はみなさんいい人なので、もし看護学部に入学したら部活やサークルに参加することをお勧めします。

私たちの学年は男子が自分を含めて4人しかいません。今まで看護師というのが女性主体の職業であったため、この現実は仕方のないことだと思います。しかし、少人数だからこそ、4人でお互いを信頼し合える仲間になれると思います。これからの4年間、そして卒業後も必ずかけがえのない親友であり続けると思います。一方で、もっと看護男子が増えればいいなと感じる時もあります。医療現場においても、男性看護師の数は徐々に増えており、意外と力仕事が多い看護の仕事に男性は必要不可欠だと思います。また他の面においても必ず男性看護師が必要な時が来ると私は思っています。もし、少しでも看護の道に興味があるという高校生のみなさんはまずはオープンキャンパスから参加してみてください。千葉大学看護学部でみなさんと一緒に学ぶのを楽しみにしています。

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