10周年記念特別インタビュー10周年記念特別インタビュー

10周年を迎えて

片倉 直子先生

所  属 千葉県立保健医療大学 健康科学部 看護学科 准教授
本学での在職期間と職位 2006年9月~2007年3月 助手
本学での在学期間 2003年4月~2006年3月

私が千葉大学看護学部、現在の千葉大学大学院看護学研究科に所属したのは、博士後期課程からです。訪問看護学教育研究分野は発足したばかりで、大学院生の方は就職している方もいたので、いつも院生室にいたのは私だったことを覚えています。

私が助手であった期間は、2006年9月から2007年3月まででした。2006年9月1日、2日に日本家族看護学会学術集会(学術集会長、石垣和子先生)が行われ、助手としての初日が学会の当日実行委員長でした。それまで大学の教員として働いたことがなかったので、学術集会の実行委員長は言うまでもなく実行委員もやったことがない私に、今思えば思い切った人選をしたと思いますし、他の実行委員の先生方に大変なご迷惑をおかけしたとお恥ずかしい思いです。

その後の訪問看護学教育研究分野における私の仕事は、事務処理にいつも追われて、教育・研究に関しては、教授である石垣和子先生、助教授だった山本則子先生にすべてお任せしていたように思います。フルタイムの大学院生が二ケタの人数になりました。石垣先生は学部長でもあったので、日本看護系大学協議会の委員会活動などの対外的な仕事もお持ちで、そのお手伝いのおかげで日本の看護系大学の重鎮を目の前にして、いろいろなお話しをうかがえるのは、教員初心者であった私には本当に勉強になる機会でした。

千葉大学大学院看護学研究科は日本の看護学のMeccaだと思います。その中の訪問看護学教育研究分野が、千葉県のみならず日本の訪問看護学の憧憬の的になることをお祈り申し上げます。