看護管理者および中堅看護者向け課題解決型研修計画

看護管理者および中堅看護者向け課題解決型研修計画

研修のコンセプト
  • 解決したい組織課題を持ち、看護の目的(対象者が自ら力を発揮しながら望む場所で生き、生活することを支援する)を共有している看護管理者および中堅看護者を対象とします。
  • 利害関係のない研修参加者が、相互に刺激し、支援し合いながら、自組織や看護者自身の課題を俯瞰的に見つめなおす機会を提供します。
  • 看護の対象者・スタッフ看護師・看護管理者・所属組織・地域それぞれの力を発見し、それらが最もよく発揮された調和的な状態(ありたい姿・目標像)を思い描き、その目標に向かって課題を解決する方略を検討し、実行するプロセスを支援します。
  • 成果とプロセスにおける看護者自身の発展を共有する機会を提供します。
  • 課題解決のプロセスを可視化し、次に取り組む看護者のための教材コンテンツとして残します。
受講対象 上記の研修コンセプトに共感する病院、訪問看護ステーション、保健所・保健センター等の施設に所属する看護管理者(看護部長や副看護部長等の上級看護管理者、病棟看護師長等の部署単位の看護管理者)および中堅看護者(概ね経験年数5年以上の者)。所属施設の看護部門の長の推薦を受けた者とし、職位は問いません。原則として、同一施設から一名の参加とします。
研修期間 受講決定(令和3年6月を予定)より令和3年度末まで。希望により年度単位での更新可能。
研修内容
  1. 研修期間中に5回の研修参加者同士のオンライン・グループミーティング
    (参加人数に応じ、抱えている課題や職位によってグループ分けを行う予定です)
  2. 当センター教員および当センターが委嘱した支援教員によるメール、電話等による個別相談
  3. 当センターがこれまでに開発したワークシートやモデル、動画コンテンツを提供
研修システム利用料(受講料) 10万円(予定)

以下のような課題を抱えている看護者に参加をお勧めします

課題と課題解決の方略の例

抱えている課題の例課題解決の方略の例
〔上級看護管理者の例〕
病院内での内服薬の服薬事故が相次ぎ、対応策の立案を迫られた。看護師の服薬管理を徹底するため、配薬カートの整備を行いたいが、どのようにそれを推進すればよいか。
病院内の服薬事故事例を改めて分析したところ、その多くは、退院後も自宅で内服を継続する高齢者であったことが判明した。配薬カートの整備ではなく、病棟薬剤師と連携して、入院時に使用する服薬アセスメントシートを作成し、入院中から退院後にも患者自身が内服管理を安全に実施できる継続した支援の仕組みづくりを行った。
〔中堅看護者の例〕
回復期リハビリテーション病棟で看護学生の実習を受け入れているが、学生が立案してくる行動計画と患者のリハビリテーションを中心とした生活スケジュールが合致せず、有意義な実習体験ができずに困っている。
これまで、担当教員との話し合いは看護師長のみが行っていたが、実習指導を担当する看護師と担当教員との話し合いの場を作ってもらった。看護師と看護教員が患者の1週間の入院生活のスケジュールを共有し、学校側の実習目標を実現するための最適な学生の行動計画のアイデアを出し合い、雛型を作成した。

ニーズ調査回答フォーム

上記「看護管理者および中堅看護者向け課題解決型研修計画」にお目通しいただき、以下の質問に対し、最も当てはまるものを一つ選んでご回答ください。

Q1.「看護管理者および中堅看護者向け課題解決型研修」への自施設職員の参加について

Q2.Q1で「是非参加させたい」と回答された方にお尋ねします。参加させたい職員の職位は何ですか?

Q3.「看護管理者および中堅看護者向け課題解決型研修」に関して、ご質問やご意見がございましたら、ご自由にお書きください。

Q4.「看護管理者および中堅看護者向け課題解決型研修」に関して、直接、当センターからご説明や、ご質問への回答を希望される場合は、以下に連絡先をご記入ください。