FDマザーマップ®の開発と大学間共同活用の促進

FDマザーマップ®の開発と大学間共同活用の促進

本事業で開発されたFDマザーマップ®FDマザーマップ®支援データベースFDコンテンツをご活用いただけます。また、この事業から開始した個別FDコンサルテーション事業は、「看護学教育の継続的質改善(CQI:Continuous Quality Improvement)モデル開発と活用推進」(平成28年~31年度)における「個別大学CQI支援 」として継続しています。

プロジェクト概要

千葉大学大学院看護学研究科附属看護実践研究指導センターでは、「看護学教育におけるFDマザーマップ®の開発と大学間共同活用の促進」プロジェクト(平成23~27年度)に取り組みました。このプロジェクトは、医療の高度化に伴って大学化が急速に進展している看護学教育において、その特質を踏まえた体系的なファカルティ・ディベロップメント(以下、FDという)のプログラム表(以下、FDマザーマップ®という)およびFDプランニング支援データベースを開発することを目的としました。また、開発したFDマザーマップ®を大学間で共同活用できる体制を構築することにより、各看護系大学が高等教育における看護学教育の特質を踏まえた有効なFDを計画的に企画・実施・評価できるような支援に着手しました。

FD マザーマップ®は 、看護系大学が急増し多様化が進む中で、各看護系大学が体系的に FD を企画・実施し、効果的・効率的に教育の質を改善するために活用することを目指して開発しました。開発過程は 2 期で構成し、第 1 期(平成 23-25 年度)は、9 大学 11 人の看護学教員、5 機関 5 人の教育学研究教育者のご協力を得て実施しました。あわせて、FD マザーマップ®の活用推進に向けてFD プランニング支援データベース(現在は「FDマザーマップ®支援データベース」へ名称変更しています)を構築しました。第 2 期(平成 26-27 年度)は、14 大学 15 人の看護学教員とともに FD マザーマップ紹介コンテンツ 8件、FD 企画者向けコンテンツ 2 件、FD マザーマップ対応型教材 10 件を開発しました。

この事業における開発過程では、FDマザーマップ®専門家会議、FD調査、キックオフ講演会、センター研究会、FD講演会、FDワークショップ、FD成果報告会を行いました。

最終報告書には、詳細をまとめましたので、ご参照ください。

プロジェクトの全体図

プロジェクトの全体図
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開発過程

成果報告書

開発されたFDマザーマップ®について

本プロジェクト成果として開発されたFDマザーマップ®は、「看護学教育におけるFDマザーマップ®活用ガイドVer.3」として公表しています。日本語版の他、英語版、中国語版も作成しました。

また、平成28年度からは、「看護学教育の継続的質改善(CQI:Continuous Quality Improvement)モデル開発と活用推進」として、各大学における活用支援と短期的効果検証を継続しています。

FDマザーマップ®は各看護系大学におけるFDプログラムの点検や各大学独自のFDマップの開発されたものです。対象は、看護系大学で看護学を学ぶ学生に教育活動を行う教員であり、FDマザーマップ®は、看護系大学教員として備えるべき能力を行動レベルで示した、体系的な見取り図です。

FDマザーマップ®支援データベースについて

FDマザーマップ®支援データベースは、看護系大学のFDの取り組みをサポートするために作成したwebサイトです。こちらのサイトを看護系大学が共同利用することによって、看護学教育の特質を踏まえた有効なFDを計画的に企画・実施・評価していくために必要な情報が入手可能となります。

また、看護系大学教員として携えるべき能力を体系的に示した「FDマザーマップ®」と、看護系大学が実際に行ったFD企画を記録した「FD実績表」を閲覧することができます。

詳細と登録手続きについては、FDマザーマップ®支援データベースをご覧ください。

FDコンテンツ

FDコンテンツは、看護学教育現場における具体的・実践的なFD開発に向け、本センターが他大学の教員と協働して開発したものです。 FDコンテンツにはビデオや事例集などの教材、ワークショップなどの研修企画、また外国語版(英語、中国語)のFDマザーマップ®などが含まれており、現場のFDニーズを解決するためのノウハウが盛り込まれています。

開発されたFDコンテンツのうち、下記を一般公開しています。

FDマザーマップ®支援データベースの登録大学のみの利用が可能となっているコンテンツがあります。そちらは、同データベースの登録手続きが必要となります。

個別FDコンサルテーション事業

看護学教育研究共同利用拠点
看護実践研究指導センターが行う
看護系大学への個別FDコンサルテーション事業について

看護学教育研究共同利用拠点として千葉大学大学院看護学研究科附属看護実践研究指導センターでは、下記の「FDコンサルテーション事業の特徴と手続き」に示す条件のもとで、FDマザーマップ®の活用を含めて、個別にコンサルテーションを行っています。コンサルテーション費用は無料ですので、手続きや詳細は当センターまでご連絡ください。

FDコンサルテーション事業の特徴と手続き

  1. 組織的な依頼であること

    学科長など所属組織の責任者の承諾を得た上で、組織としてご依頼ください。

  2. 依頼大学での連絡窓口を決めること

    本センターとの連絡調整を担当する窓口となる担当者をお決めください。委員会活動等により担当者が変わる際は、本センターおよび所属組織の責任者にご一報ください。

  3. 活動に関する経費は依頼大学が負担すること

    コンサルテーション費用は無償ですが、講師派遣費、資料印刷費等の諸経費が必要となる場合は、依頼大学側でご負担ください。

  4. 看護系大学のFDに関する課題のみを取り扱うこと

    コンサルテーションで取り扱う課題は看護系大学のFDに関するものであり、総合大学の全学FD等への対応はいたしません。

  5. 課題解決の主体は依頼大学であること

    コンサルテーションは依頼大学が自ら課題解決をしていくためのサポートをするものであり、本センターが解決策を提示するものではありません。

  6. コンサルテーションの実績はセンターの事業として公表すること

    コンサルテーションに関する実績は本センターで運営するFDプランニング支援データベース※1や報告書等に掲載し、公表させていただくものとします。情報の取り扱いに関しては、「センター事業に係る情報の取り扱いに関する指針※2」をご参照ください。

    ※1FDマザーマップ®支援データベース:
      http://fd.np-portal.com/

    ※2センター事業に係る情報の取り扱いに関する指針:
      http://www.n.chiba-u.jp/center/outline/security.html

なお、FDマザーマップ®の使用方法等、個人でのご質問・ご相談はメールで対応させていただいておりますので、当センターまでお問い合わせください。

平成30年6月7日
看護実践研究指導センター
nursing-practice@chiba-u.jp