看護系大学教員向け課題解決型研修計画

看護系大学教員向け課題解決型研修計画

研修のコンセプト
  • 解決したい組織課題を持ち、看護の目的(対象者が自ら力を発揮しながら望む場所で生き、生活することを支援する)を共有している看護系大学教員を対象とします。
  • 利害関係のない研修参加者が、相互に刺激し、支援し合いながら、自組織や教員自身の課題を俯瞰的に見つめなおす機会を提供します。
  • 看護の対象者・看護学生・看護教員・所属組織・地域それぞれの力を発見し、それらが最もよく発揮された調和的な状態(ありたい姿・目標像)を思い描き、その目標に向かって課題を解決する方略を検討し、実行するプロセスを支援します。
  • 成果とプロセスにおける教員自身の発展を共有する機会を提供します。
  • 課題解決のプロセスを可視化し、次に取り組む教員のための教材コンテンツとして残します。
受講対象 上記の研修コンセプトに共感する看護系大学教員。
所属する看護系大学の長(総合大学の場合は学部長や学科長等)の推薦を受けた者とし、職位は問いません。
原則として、同一大学から一名の参加とします。
研修期間 受講決定(令和3年6月を予定)より令和3年度末まで。希望により年度単位での更新可能。
研修内容
  1. 研修期間中に5回の研修参加者同士のオンライン・グループミーティング
    (参加人数に応じ、抱えている課題や職位によってグループ分けを行う予定です)
  2. 当センター教員および当センターが委嘱した支援教員によるメール、電話等による個別相談
  3. 当センターがこれまでに開発したワークシートやモデル、動画コンテンツを提供
研修システム利用料(受講料) 10万円(予定)

以下のような課題を抱えている看護系大学教員に参加をお勧めします

課題と課題解決の方略の例

抱えている課題の例課題解決の方略の例
〔FD委員会委員長である教授の例〕
教員の教育歴がバラバラで、同じ方向を向いていない。少子化で志願者は減少傾向にあり、学生の学力にばらつきがあり、指導に手がかかる。附属病院を持たないため、様々な実習施設に出向く必要があり、多忙のため、教員が疲弊している。このような中、教員が同じ方向を向くためには、どのようなFD企画が必要か?
市内最大の看護師の供給大学で、地域に貢献できている、多様な学生に対応しながらも国家試験合格率は高く、教員の対応力がある、など、自大学の強みに気づく。これまで、自大学が地域とのつながりの中で積み上げてきた実績を、教員自身が自己評価でき、さらに地域に選ばれる大学であり続けるための方略を共に考えるためのFDを企画することができた。
〔准教授の例〕
地方の田舎にある大学で、何処の実習施設に行くにも遠く、教員が欠員になってもなかなか補充がなく、自分の所属する大学にネガティブなイメージしか持つことができない。特に若手の教員がやりがいをもって教育するにはどうすればよいだろうか?
自大学の所在地は、三世代同居率が全国でも高く、祖父母にとっては、孫に入ってほしい身近な大学である、という自大学の評判を思い起こした。このことが、実習で患者さんたちが学生受け持ちを喜んで受け入れてくださることにつながっている。地域住民から愛される看護師を育成してきたという本学の実績に改めて気づいたが、教員たちはこのような成果を必ずしも自覚していないことが課題だと思った。そこで、地域における大学の役割を、地域の中で共有していく活動を、若手教員から発信していきたいと思う。

ニーズ調査回答フォーム

上記「看護系大学教員向け課題解決型研修計画」にお目通しいただき、以下の質問にご回答ください。

Q1.「看護系大学教員向け課題解決型研修」への自大学教員の参加について

Q2.Q1で「是非参加させたい」と回答された方にお尋ねします。参加させたい教員の職位は何ですか?

Q3.「看護系大学教員向け課題解決型研修」に関して、ご質問やご意見がございましたら、ご自由にご記入ください。

Q4.「看護系大学教員向け課題解決型研修」に関して、直接、当センターからご説明や、ご質問への回答を希望される場合は、以下に連絡先をご記入ください。