看護学教育ワークショップ

令和2年度看護学教育ワークショップ

ワークショップ報告書

質問への講師からの回答

テーマ 看護学教育支援におけるICT活用の可能性
主旨

このたびの新型コロナウイルス感染症の影響により、感染者数の多い地域の大学では、これまで対面で行っていた教育支援方法を変える必要に迫られた。医療機関への立ち入りが困難になり、実習の運営が困難になった例も多い。しかし、そのような社会状況に直面しても、看護学教育の本質を見失わず、様々な工夫で教育が行われている。これを契機に、教育におけるICT化をすすめた例もある。

そこで、本年度のワークショップでは、看護学教育におけるICT活用の可能性をテーマとした。看護学教育は、伝統的に対面での授業や演習、臨地での実習によって行われてきており、それが特徴でもある。しかし、国は、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会として、Society 5.0を提唱している。IoT(Internet of Things)により、今までにない新たな価値を生み出すことや、社会の変革(イノベーション)を通じて、これまでの閉塞感を打破し、希望の持てる社会となることが期待されている。

そのような未来に向かい、看護学教育におけるICT活用の可能性と、方法は変わっても堅持したい看護学教育の本質と可変可能な方法の柔軟性について検討する場としたい。

目的

講演では、参加者が、看護学教育支援におけるICT活用の経験や実践知を共有し、ICT活用の可能性について示唆を得る。

全プログラムの参加者では、講演で得られた示唆に加えて、自大学の現状分析にもとづき、WEB会議によるグループワークに自ら参加する経験もいかして、自大学における看護学教育へのICT活用の可能性、課題を検討できることを目的とする。

プログラム
概要

「講演のみ(WEB配信)」と「全プログラム(講演+ZOOMによるグループワーク)」の2種類の参加方法があります。

1)講演 WEB配信
(1)日時10月21日(水)~11月10日(火)まで
※全プログラム参加者は必ずグループワークの前までにご視聴ください。
(2)講演内容
  • 「ICTを活用したグループワーク~コロナ禍での模索のプロセスと課題」
    宮城大学看護学群 教授 大塚 眞理子 氏
  • 「ICTを活用した学内実習・演習(仮)」
    東京医科大学医学部看護学科長 阿部 幸恵 氏
  • 文部科学省「新型コロナウイルス感染症の発生に伴う対応について」の解説
    文部科学省高等教育局医学教育課
    看護教育専門官 髙橋 良幸 氏

どれも、20~30分の講演とセンター教員との質疑応答10分で構成する。
視聴後にアンケート(質問を含む)を回収。
質問への講師からの回答を後日、参加者にフィードバックする。

2)グループワーク WEB会議(全プログラム参加者のみ)
   10月27日(火)と事前資料提出
(1)目的自大学の現状分析にもとづき、他大学とのピアコンサルテーションを通して、またWEB会議によるグループワークに自ら参加する経験もいかして、自大学における看護学教育へのICT活用の可能性、課題を検討する。
(2)すすめかた 6名程度のグループ単位で、事前資料の共有と当日の会議をすすめる。
各グループに担当センター教員が入る。(ZOOMの会議主催者となる。)
事前資料は、CQIワークシート(AとBの1)を活用する。
送付等の詳細は、別途連絡する。
10月27日(火)のZOOMによるグループワーク
10時~11時半
13時半~15時
主催 看護学教育研究共同利用拠点
千葉大学大学院看護学研究院附属看護実践・教育・研究共創センター
定員 講演のみ   定員なし
全プログラム 24名
参加要件
【講演のみ】

どなたでも参加できます。

【全プログラム】

看護系大学において、組織的な教育の質改善(CQI)を推進する教員
原則として、准教授以上とし、以下の①~②を充たすことといたします。
 ①WEB講演の視聴及びZOOMによるグループワーク全てに参加できる。
 (参加者全体への影響がありますので、途中参加・退席は認められません)
 ②自大学に関する情報を収集し、事前資料を提出できる。
 (A4用紙1枚半程度、グループワークを円滑にする目的なので、
 書ける範囲で構わない)。

【推奨OS環境】
「Windows7」以降(Windows)、「Mac OSX」以降(Macintosh)
【推奨ブラウザ】
「Google Chrome」、「Firefox」、「MS Edge」、「Safari」

古いバージョンのブラウザだと再生できない場合がございます。
動画を視聴する際には、最新版のブラウザを使用することを推奨いたします。

看護学教育ワークショップ
拡大する