国公私立大学病院副看護部長研修

東京女子医科大学

東京女子医科大学東医療センター

報告者氏名:中村千惠子

平成22年度
国公私立大学病院副看護部長研修
職場問題の検討を通し師長が主体的な行動をとることができる~身体拘束手順導入後の現場の問題に取り組んで~

[概要]
師長会のほとんどが報告の場になっている現状より、職場の問題を持ちより話し合う事で活性化した会にしたい。そのためには各師長が主体的になることが重要である。職場の問題をどのように解決していくか、師長会での話し合いを通し各職場へ、さらに院内全体への動きにしていく事が必要である。
院内の身体拘束手順は平成17年に作成したものを運用していたが、一部で承諾書を取らずに身体拘束を行なっていた現状があり、身体拘束の承諾書作成から新たな書式の追加をして身体拘束手順書の内容を大きく変更した。
内容については師長会で検討し、入院時に身体拘束の説明を行ない承諾書を頂く事で決定した。リスクマネージャー委員会へ看護部の意見を代表して持って行った。しかし、いざスタートとなった時に、この内容では自分の科は無理、必要のない科もあるのではないか等、様々な意見が主に医師の方から提出された。
師長は身体拘束手順を新たに職場に導入したことで、医師からの問題提起や職場スタッフへの導入等関わらなければならない事がある。導入後の職場の状況を師長が丁寧に見ていく事、困りを自分の職場から全体へ伝え検討する事、師長会で自分の意見を表現する主体的な行動が必要である。このことが師長会の活性化であり主体的に行なっていく事の一歩であると捉え取り組んだ。