看護学教育ワークショップ
看護学教育ワークショップ
全国の看護系大学間の情報共有と相互支援のネットワークを構築する場として、平成11年から令和3年まで毎年開催してきました。
令和3年度看護学教育ワークショップ
テーマ | 多様な人々の理解・支援に向けた看護学教育の再考 -社会や人々の変化への視野を広げる- あらためて、無自覚にある自身の世界観の影響を考える |
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主旨 |
2015年9月の国連サミットで、持続可能な開発目標(SDGs)が全会一致で採択され、「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため、2030年を年限とする17の国際目標として決定した。それにもとづき、日本においては、あらゆる分野における女性の参画、ダイバーシティ、バリアフリーを推進すること、十分なセーフティネットが提供される中で、全ての人が能力を伸ばし発揮でき、誰ひとり取り残されることなく生きがいを感じることのできる包摂的な社会を目指すことを推進されている。2017年に提示された看護学教育モデル・コア・カリキュラム では、「遺伝的・性的多様性を踏まえた上で、環境と健康・生活との関係について理解できる B2-2 環境と健康」、「C-2-1)-(3) 生活者としての多様性」など、多様な人々を理解し、支援することに向けた学修目標が示されている。 また、目指す未来社会として、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)であるSociety5.0が提唱されている。ヘルスケアの領域においては、例えば電子カルテの導入や遠隔医療が実装され、さらにICTやAIの活用によって、短時間でかつ場に制限されない活動や、ケア物品の開発が可能となっている。 そのような社会や人々の変化がすすんでいる現状において、看護学教育に携わる教員は、それをどのように捉えて看護学教育に携わっているだろうか。教員の背景や文化も多様であり、普段は自覚していない、人々を捉える世界観をもっている。 そこで、本年度のワークショップでは、社会や人々の変化について視野を広げ、あらためて無自覚にある自身の世界観が看護学教育に及ぼす影響を考えるとともに、多様な人々の理解・支援に向けた柔軟で創意工夫にあふれた看護学教育について検討する場としたい。 |
目的 |
講演では、参加者各自が、講演で得た多様な観点から、社会や人々への視野を広げ、無自覚にある自身の世界観の看護学教育への影響を考えることを目的とする。 全プログラムの参加者では、講演で得られた示唆に加えて、自大学の現状分析にもとづき、他大学の参加者とのグループワークを通して、自大学における多様な人々の理解・支援に向けた看護学教育を検討できることを目的とする。 |
プログラム 概要 |
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主催 | 看護学教育研究共同利用拠点 千葉大学大学院看護学研究院附属看護実践・教育・研究共創センター |
定員 |
講演のみ 定員なし 全プログラム 24名 |
参加要件 |
【講演のみ】どなたでも参加できます。 【全プログラム】看護系大学において、組織的な教育の質改善(CQI)を推進する教員 【推奨OS環境】 古いバージョンのブラウザだと再生できない場合がございます。 |
- 令和3年度看護教育ワークショップ実施要項(298KB)
- 全日程参加申込書(56KB)