国公私立大学病院副看護部長研修

福島県立医科大学

公立大学法人福島県立医科大学付属病院

報告者氏名:今野 静

平成23年度
国公私立大学病院副看護部長研修
看護補助者が働きつづけられる環境の整備 ―補助者への教育に焦点をあてた取組-

[概要]
当院は許可病床778床、30診療科、19部門の中央診療施設を有する特定機能病院であり、県内唯一の大学附属病院である。平成22年度のデータでは1日平均入院患者数632人、1日平均外来患者数1,376人、病床利用率84.6%、平均在院日数17.3日である。7対1看護配置、看護補助者配置は見なし看護補助者を含めた75対1となっている。
看護師の業務軽減と50対1配置を目指し、看護補助者増員のため臨時職員として積極的に採用している。しかし平成23年度4月から採用された看護補助者の離職は高く定着しない現状である。そのため看護補助者の配置は、見なし看護補助者を含めた75対1配置のままとなっている。中途退職する補助者のほとんどは病院の環境や看護補助業務に適応できないことが理由となっている。その要因としてひとつは、採用時のオリエンテーションの問題、二つ目に安全管理・感染管理についての集合教育にとどまり、補助者教育は各部署に任せていることでの教育のばらつきがあるためではないかと考えた。そこで補助者が働き続けられる環境を整えることを教育の視点から考え、教育担当副部長として教育企画委員会・教育委員会の委員と看護補助者の教育に取り組んだ。