国公私立大学病院副看護部長研修

東北大学

東北大学病院

報告者氏名:庄子 由美

平成24年度
国公私立大学病院副看護部長研修
マネジメントラダーの構築と看護師長の相互評価のしくみ

[概要]
医療を取り巻く環境の変化が激しく、看護の実践現場は多様な役割が求められ複雑化しているため、看護管理の重要性が増大している。そのため、看護管理の要である看護師長の育成を行っていくことが重要である。看護管理者のキャリア開発システムとして「マネジメントラダー」の構築に取り組み、研修一覧表の作成等管理者教育の体系化を図った。また、看護師長をグループ制にし、担当の副看護部長を決め、看護師長会議ではグループごとに着席し、議題について話し合う時間を設定するなど看護師長同士の相互評価が可能な場を意識的に作った。マネジメントラダーは目標としていた全員の評価には至らなかったが、コンピテンシーの概念を導入し、ラダー表の項目をコンピテンシーに基づいて見直しをすることができた。看護師長会議では、テーマを決めてグループでの議論を繰り返すことにより、お互いの考えを把握する機会となったと思われる。