国公私立大学病院副看護部長研修

久留米大学

久留米大学病院

報告者氏名:大塚 まり子

平成24年度
国公私立大学病院副看護部長研修
次世代を担う新人看護職員が辞めない組織づくり

[概要]
新人看護職員研修が努力義務化され、新人看護職員の教育体制が整備されてきた。自施設は平成21年度から新人教育委員会を発足し集合教育とOJTが連動した教育を目指してきた。しかし、新人看護職員の離職率がこの教育体制開始後より高くなり、2~3%台であった離職率が平成23年度は全国平均8.6%を上回り11.2%となった。
そこで、新人教育委員会で新人教育体制の問題点をKJ法を用い抽出し、新人教育体制の見直しを行い、かつ看護部全体でメンタル面のサポート体制を強化した。その結果、平成24年度の離職率は4.8%と下がった。新人看護職員の離職の問題を看護師長会、新人教育委員会で提示したことにより、部署での取り組みに変化があったと考える。次年度は新人教育責任者を専従として配置することができ、新人看護職員のサポート体制を更に強化すると共に、社会人基礎力をどう養わせていくか課題である。