国公私立大学病院副看護部長研修

琉球大学

琉球大学医学部附属病院

報告者氏名:大嶺 千代美

平成24年度
国公私立大学病院副看護部長研修
入退院支援センター(仮称)設立に向けた取り組み

[概要]
当院では5年後の病院再開発を控え、病床稼働率90%を目標に取り組んでいる。そのため、外科系病棟においては稼働率が100%を超え、ベッドコントロールに時間を要し、入院受け入れまでの待機時間や説明不足に対する患者・家族の苦情が聞かれるようになった。また、病棟看護師は入退院患者の対応、手術患者へのケア提供と多重業務を行っており、慢性的な超勤も相まって疲弊が生じている。
このような現状の中、看護の質向上を図るには、業務改善の一環として入院に関する業務を集約化することを目的とした入院準備室の開設は有効であり、病床稼働率の維持、患者・家族及び職員の満足度を高めることにも繋がる。今回、入院準備室開設を通して、病院再開発時の入退院支援センター(仮称)設立について検討することを課題に取り組んだ。